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更年期はいつから?症状で見る更年期のサインと婦人科に行くタイミングを解説【医師監修】

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更年期だって怖くない!自然体で若々しくいるための新習慣

       

ほてり、めまい、肩こり、疲れやすさ、気持ちの落ち込み、イライラ…
40代を過ぎて更年期に近づくと、体調が変化しやすく、見た目も気分もどんより。

いつまでも若々しく、健康的にキレイでいたいなら、早めのエイジングケア(※1)が必要です。毎日コツコツ継続することが、若々しさの維持につながります。

エイジングケア(※1)を習慣化するなら、毎日続けやすいサプリメントで、身体の内側からケアをしましょう。

年齢を重ねるのが怖くない!楽しい!と思えるような若々しい毎日のために、インナーケアの新習慣をスタートしませんか?

※1年齢に応じたお手入れ

女性はホルモンのゆらぎによって、様々な不調が起こります。毎月の月経周期による変動もあれば、長期的にみると加齢による変化もやってきます。

特に30代後半から40代を過ぎていくと、徐々に「更年期症状」といわれる、身体の様々な不調を感じることも増えていきます。

そこで今回の記事では、産婦人科医の高尾美穂先生に「更年期のサイン」「婦人科を受診するタイミング」について教えていただきました。

この記事でわかること

自分で気づきやすい「更年期のサイン」って?
30代後半に感じる不調は、いわゆる「プレ更年期」と言われるけれど、それって?
上手に婦人科と付き合っていくために、知っておきたいこと!

これって更年期?医師が教える更年期のサイン

更年期症候群と言われるホルモン分泌の変動によっておこる不調は感じ方も症状が現れる年齢も人によって様々です。この「これって更年期?」と思うような不調を感じたら、まずはご自身の【生理周期の変化】を確認してみましょう。

要チェック!生理周期が短くなってきたら更年期のサインかも

更年期のサインとして自分で最初に実感するのは【生理周期のばらつき】です。

生理周期は25〜38日の範囲内であれば正常ですが、正常とされる範囲内でも周期が通常より短くなってきていれば、それは更年期に差し掛かったサインだと考えられます。

更年期の始まりは平均45歳頃からですが、近頃は30代後半〜40代前半から更年期について心配する女性が増えているようです。しかし40代前半までの年代で、生理が順調にきているのであれば、まだ更年期ではないと考えてよいでしょう。

生理周期の変化に伴う不調を感じたら早めに婦人科へ

症状があらわれる年齢は個人差が大きいですが、一般的には45歳前後の年代で生理周期にばらつきがあり、体調面で困っておられる場合は婦人科に相談しましょう。

▼更年期の不調について婦人科を受診する目安

  • 45歳前後の女性
  • 生理周期の短縮やばらつきがある
  • 更年期と思われる身体の不調で困っている

更年期障害は、生理周期の変化と生活に支障が出るような不調が併存しているということがポイント。

年齢としては該当していて漫然とした不調を感じても、生理周期が順調であれば、更年期ではない可能性があります。なんとなく調子が悪いことをすべて「更年期の不調かも」と思わず、他の原因も考えながら適切に対処していくことが大切です。

子宮を摘出手術をした女性の更年期は?

子宮筋腫等で子宮摘出の手術をされている場合、月経周期の変化による更年期のサインを把握できません。子宮を摘出すると月経がこなくなるので、人工的な閉経という状態になります

しかし卵巣が両側もしくは片側残っているなら、いきなり卵巣機能がなくなるわけではありません。

こういったパターンの場合には、月経周期の変化による更年期のサインを把握できないので、女性ホルモンの変動を相談できる、かかりつけ医を持っておくのがおすすめです。

術後観察で手術をした総合病院の婦人科に通院を続けるケースが多いと思いますが、「女性ホルモン」に関する専門医がいるクリニックを選んで、かかりつけ医にするのも良い方法です。

30代後半で更年期症状かどうか判断しにくいときは?

38〜39歳で生理不順や身体の不調を感じると、「もしかしたらプレ更年期?」と心配になってしまうかもしれません。そもそも医学的には「プレ更年期」という言葉はありません。 不調を感じるなら「生理周期が短くなっているか?」など、まずは月経周期に変動がないか注目してみてください。

40歳未満で閉経する「早発閉経(POI)」も考えられる

実際のところ「40歳未満で閉経する」ケースは、あります。このことを「早発閉経(POI)」といいます。

かつては世代全体の1%前後とされていましたが、今ではもっと高い割合での報告もされています。つまり30代で閉経することも稀にはあるため、その前後で更年期のような症状が出ることもあります。

そもそも閉経とは、それ以降ずっと卵巣機能が低下し戻ることがないという状態です。12ヶ月間生理がこなければ、最後の生理がきた年齢が閉経年齢です。

閉経後でもホルモン補充療法によって出血が起こることもある

更年期障害に対する治療でホルモン補充療法を行えば、閉経後でも出血が起こることがあります。

しかしこれは、外から補充されたエストロゲンの作用によって起こる出血です。卵巣機能が回復したわけではないので、閉経を迎えたことに変わりはありません。

生理が3ヶ月こないときは「無月経」なので早めに婦人科へ!

生理が3ヶ月止まった状態を「無月経」と呼びます。

生理は、排卵して妊娠しなければ起こります。つまり、卵巣機能が維持されていても、何らかの要因によって排卵自体が抑制されてしまった場合は、生理そのものがこなくなってしまうのです。

30代で3ヶ月生理が止まったら「無月経」ですから、婦人科にかかりましょう。

月経が不規則で、更年期を疑った際に婦人科で受けられる検査

    • 血液検査でFSHの数値を確認する
    • 不正出血を念頭に置いた検査(超音波検査・子宮頸がん検査・子宮体癌検査など)

血液検査では卵巣機能を示す「FSH」というホルモン値を調べられます。「FSH」は卵巣機能が低下するにしたがって高値を示す数値で、生理が順調にきている年代では1けたですが、閉経後は40を超えます。

30代後半であれば「FSH」は少し上がっている可能性がありますし、何歳でも排卵前後には高値になるため、必ずしも「FSH」の数値だけで更年期かどうか判断できるわけではありませんが、参考にはなります。

生理が順調にきているなら、その不調は自律神経失調状態かも!

30代で更年期のような不調が起こっているなら、自律神経失調状態かもしれません。

生理が順調にきているなら、卵巣機能は維持されています。世の中で「プレ更年期」といわれているのは、ほとんどが自律神経失調状態です。

30代後半は、仕事や家庭などでストレスが多くなる年代だと考えられます。ストレスによって視床下部の働きが悪くなると、自律神経失調による不調が起こってしまうのです。

ですから、安易に「プレ更年期」と自己診断せず、生活習慣を見直し、ストレスを減らす対策をしましょう。

更年期症状を感じてからでは遅い!かかりつけの婦人科を持つタイミング

更年期を安心して過ごすためには、早めに婦人科のかかりつけ医を見つけておくことが大切です。

更年期の不調が出てからかかりつけ医を持つのでは遅い

婦人科のかかりつけ医は、更年期になる前に見つけておくのがおすすめです。

生活習慣や仕事環境、家庭環境、様々な背景を把握できている患者さんには、適切なアドバイスがしやすいものです。

早めにかかりつけの婦人科を持っておくと、適切に対処しやすい

更年期は、その人のキャラクターや置かれている環境など、さまざまな要因症状の重さに影響を及ぼすと考えられています。

更年期になる前から知っている患者さんなら、更年期に起こる不調の傾向や治療の方針も決めやすくなります。更年期世代に入るより前から「自分のことを知ってくれている婦人科医」を持っておくことをおすすめします。

自分で確認する「婦人科を受診する時期」の判断ポイント!

婦人科に対して、なんとなく苦手意識を持っている女性も多くいらっしゃいます。

しかし、ちょっとした不調でも婦人科を受診しておくことが大切です。かかりつけの婦人科医を持てば、女性特有の悩みを気軽に相談できるようになり、更年期も快適に過ごしやすくなります。

生理周期の変動があったら婦人科に相談してみよう

生理周期の変動が見られるときは、婦人科に相談してください。

「生理周期に変動があった」「予定日じゃないのに出血した」など、出血関係は婦人科が受け止めやすい相談内容です。特に出血のサイクルが変わるというのは、更年期の最初に出てくるサインでもあるので、それをきっかけに婦人科にかかるとよいでしょう。

「だるい」「疲れやすい」「関節が痛い」という訴えで婦人科に相談する方もいらっしゃるのですが、生理周期の変動がなければ更年期の症状ではないかもしれません。婦人科に相談してもよいのですが、更年期以外の原因も考えてみるとよいでしょう。

命に関わる出血かどうか、確認することが大切

出血に関しては、命に関わる出血かどうかを確認することが大切です。

子宮頸がんの検査をすでに受けて問題ないのであれば、エコーで子宮体がんの検査をする必要がないか、必要があれば子宮体がんの検査結果を確認します。命に関わる出血ではないと確認できれば、のんびりと様子を見ながら治療していけばいいと判断されます。

生理周期とは異なる出血を確認したら、病院へいって検査をしてみましょう。

婦人科の中でも「女性のヘルスケア」の専門医を探そう

産婦人科の専門のシステムは、更年期やピルなど「女性のヘルスケア」という領域が1つの柱となっています。

ホルモンの専門かつ相性のいい医師に出会うためにも、できるだけ早い段階から自分に合う婦人科のかかりつけ医を探しておきましょう。

生理周期の変化や気になる出血があるときは婦人科へ!

更年期の不調は、必ず生理周期の変化が伴います。

更年期が始まるのは平均45歳くらいなので、45歳前後で生理周期のばらつきがあるときは更年期のサインかもしれません。生理周期の変化に伴う不調が見られるときは、早めに婦人科に相談してみてください。

更年期をできるだけ快適に過ごすためには、できるだけ早い段階から婦人科のかかりつけ医を持っておくことが大切です。更年期に入る前でも、気になる出血があるときは婦人科を受診して、気軽に相談できるかかりつけ医を見つけておきましょう。

この記事でわかったこと

生理周期がばらついてきたら更年期のサイン。しっかり生理記録をつけよう!
30代後半で生理が順調なら「プレ更年期」ではなく「自律神経失調」の状態を確認しよう
かかりつけ医をもとう!生理周期の変化や不正出血が見られたら早めに婦人科で診察をしておこう。ホルモン専門医に相談できればベスト!

更年期について、さらに詳しく知りたい方はこちら

この記事の監修者

高尾美穂

プロフィール

医学博士。産婦人科専門医。婦人科診察を通し、女性の健康を幅広くサポート。 働く女性のための産業医として企業を支える傍ら、内閣府男女共同参画局、人事局等で教育講演を担当。 また、婦人科スポーツドクターとして日本スポーツ協会ではスポーツドクターの養成に携わる一方、 骨盤底筋トレーニングヨガ、アスリートヨガをはじめ、ヨガ指導者を育成するセッションも積極的に行っている。

更年期だって怖くない!自然体で若々しくいるための新習慣

ほてり、めまい、肩こり、疲れやすさ、気持ちの落ち込み、イライラ…
40代を過ぎて更年期に近づくと、体調が変化しやすく、見た目も気分もどんより。

いつまでも若々しく、健康的にキレイでいたいなら、早めのエイジングケア(※1)が必要です。毎日コツコツ継続することが、若々しさの維持につながります。

エイジングケア(※1)を習慣化するなら、毎日続けやすいサプリメントで、身体の内側からケアをしましょう。

年齢を重ねるのが怖くない!楽しい!と思えるような若々しい毎日のために、インナーケアの新習慣をスタートしませんか?

※1年齢に応じたお手入れ

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