更年期だって怖くない!自然体で若々しくいるための新習慣
ほてり、めまい、肩こり、疲れやすさ、気持ちの落ち込み、イライラ…
40代を過ぎて更年期に近づくと、体調が変化しやすく、見た目も気分もどんより。
いつまでも若々しく、健康的にキレイでいたいなら、早めのエイジングケア(※1)が必要です。毎日コツコツ継続することが、若々しさの維持につながります。
エイジングケア(※1)を習慣化するなら、毎日続けやすいサプリメントで、身体の内側からケアをしましょう。
年齢を重ねるのが怖くない!楽しい!と思えるような若々しい毎日のために、インナーケアの新習慣をスタートしませんか?
※1年齢に応じたお手入れ
目次
あなたはご自身の更年期について、考えたことはありますか?
お母さんの更年期障害がツラそうだと「私も更年期障害で苦しむことになるのかな……」と不安に感じたりするでしょうか。もちろん、親子や姉妹で更年期障害の不調が似ることも考えられます。しかし、更年期障害は必ずしも「遺伝」するわけではないようです!
そこで今回は、産婦人科医の高尾美穂先生に「更年期障害は遺伝するのか」について教えていただきました。
さらに、女性なら知っておきたい「更年期障害の症状が重くなりやすいタイプ」や「更年期障害と間違えられやすい病気や不調」ついても解説します。ぜひ最後までチェックしてみてください。
更年期は遺伝するの?
更年期障害の症状が重くなりやすい人の特徴って?
更年期障害と間違えやすい病気に気をつけよう!
更年期障害は、遺伝するとは限りません。親子や姉妹で症状が似ることもあれば、全く違う場合もあります。
更年期障害の不調が重くなりやすい方には、3つの特徴があります。
▼更年期障害の不調が重くなりやすい人の特徴
1. キャラクターが真面目で自己犠牲型のタイプ |
キャラクターというのは、その人が持つ気質や人格のこと。
キャラクターが「真面目な人」や「自己犠牲型」の方は、更年期が重くなりがちです。
キャラクターは親子で似る可能性はありますが、必ずしも同じとは限りません。つまり、キャラクターによる更年期の不調は、必ずしも遺伝の影響ではないと考えられます。
人生の曲がり角に相当するような喪失体験を経験している方も、更年期の不調が重くなりやすい傾向にあります。
▼人生の曲がり角に相当するような喪失体験
|
こういった、寂しい体験をしたことがある方は、不調が重くなるとされています。
これも母と娘で同じ経験をするとは限らないので、遺伝は関係ないということになります。
「エクオール」とは、大豆イソフラボンが腸で代謝されて作られる物質です。
「エクオール」の化学構造式がエストロゲンとよく似ているので、大豆を食べていると自然に更年期が軽くなることが知られていましたが、そうでもない、という方がいることもわかっていました。
一方で、腸で大豆イソフラボンから「エクオール」を作れない方もいます。そして、腸で「エクオール」を作れない方は更年期の不調が重いという報告があります。
「エクオール」が作れるかどうかは、ある腸内細菌の有無によって変わるようです。
腸内細菌の組成は食生活が大きく関係することが分かっているため、食生活が同じであれば母と娘は似る可能性があります。しかし食生活が変わっていれば腸内細菌の組成は変化する可能性があるため、必ずしも遺伝の影響というわけではありません。
母と娘でキャラクターや経験が似ていれば、更年期の症状が似ることも考えられます。
しかしキャラクターは必ずしも母から娘に遺伝するわけではなく、親子だからって人生すべてを同じ経験をするわけでもありませんよね。キャラクターや経験が全く違えば、更年期の不調も違うように出ることが考えられるのです。
つまり、似たような症状になる可能性はありますが、少なくとも100%遺伝というわけではないといえるでしょう。お母さんやお姉さんの更年期障害が重くても、直接的に関係があるわけではありません。
腸内で「エクオール」が作れるかどうかは、検査キットで簡単にチェックできます。
更年期に不調を経験する可能性を把握するために、検査しておくことも対策になるでしょう。「エクオール」を作れない体質であると予め知っておけば、更年期にむけて予め対策を検討することでリスクヘッジができます。
「エクオール」の検査結果は、年齢を重ねても基本的には変わりません。
そもそも「更年期障害」とは、婦人科だけで診断できるわけではありません。
似たようなサインを出す他の病気ではないことを確認した上で、「更年期障害」と診断されます。
逆に、更年期による不調だと思っていたら、別の病気が隠れていたということも考えられます。では「更年期障害」と間違えやすい不調について見ていきましょう!
「更年期障害」の不調と似ているのが、甲状腺の病気です。
▼更年期と間違えやすい甲状腺の症状
|
こういった症状は甲状腺疾患の代表的なサインです。更年期だと思っていたら、実は甲状腺のサインだったということは意外と多くあります。
貧血も、更年期と間違えやすい症状です。
▼更年期と間違えやすい貧血の症状
|
貧血でヘモグロビンの値が低いと、心拍数が多いという状態が自然にうまれます。心拍数の増加が、動悸として感じることもあるようです。
血液検査でシンプルに判断がつくような項目ですが、検査をしない限り気づきません。健康診断を定期的に受けていない方は、血液検査をしてみてもよいでしょう。
耳鼻科系の訴えは、更年期の不調かどうかはっきりしない症状です。
更年期の不調としてめまいの相談が多くありますが、これは耳鼻科にかかってもはっきりしません。耳鼻科と婦人科の併診が必要になり、代表的な病気としてスクリーニングして診断される流れになります。
めまいを感じたとき、生理周期の変動もある場合は婦人科に相談してみてください。生理が順調な年代では、耳鼻科を受診しましょう。
不調がある際に何科にかかればいいか、悩むときは有りませんか?
漫然とした不調を感じたとき、生理不順も伴うなら、まずは婦人科にかかるというのが妥当な判断です。婦人科で診療し、他の病気が考えられる場合は「○○科に行ってきてください」と促されます。
大人世代の女性は生理周期の変動があるかどうか、がとても大切なポイントです。日頃から生理周期を把握しておき、生理周期の変動や不正出血が見られたら早めに婦人科を受診しましょう。
更年期障害の症状は、親子や姉妹で似ることが考えられます。しかし、更年期の不調は、遺伝子の問題ではありません。
更年期障害は遺伝するわけではないので、親が更年期障害に苦しんでいたからといって、心配しすぎる必要はありません。
また、更年期障害だと思い込んでいたら、実は甲状腺や耳鼻科系の病気だったということもあります。生理周期の変動に伴う不調がある場合は婦人科を受診、生理が順調ならその他の科を受診して、適切な診断や治療を受けるようにしましょう。
更年期障害は遺伝するとは限らない
真面目な人や喪失体験がある人、腸でエクオールを作れない人は更年期障害が重くなりやすい
甲状腺の病気や貧血、耳鼻科系の病気は更年期の不調と似ているので特に注意!
この記事の監修者
高尾美穂
プロフィール
医学博士。産婦人科専門医。婦人科診察を通し、女性の健康を幅広くサポート。 働く女性のための産業医として企業を支える傍ら、内閣府男女共同参画局、人事局等で教育講演を担当。 また、婦人科スポーツドクターとして日本スポーツ協会ではスポーツドクターの養成に携わる一方、 骨盤底筋トレーニングヨガ、アスリートヨガをはじめ、ヨガ指導者を育成するセッションも積極的に行っている。
更年期だって怖くない!自然体で若々しくいるための新習慣
ほてり、めまい、肩こり、疲れやすさ、気持ちの落ち込み、イライラ…
40代を過ぎて更年期に近づくと、体調が変化しやすく、見た目も気分もどんより。
いつまでも若々しく、健康的にキレイでいたいなら、早めのエイジングケア(※1)が必要です。毎日コツコツ継続することが、若々しさの維持につながります。
エイジングケア(※1)を習慣化するなら、毎日続けやすいサプリメントで、身体の内側からケアをしましょう。
年齢を重ねるのが怖くない!楽しい!と思えるような若々しい毎日のために、インナーケアの新習慣をスタートしませんか?
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