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気温が高くなってくると、朝起きた瞬間から体のだるさを感じる人も多いのではないでしょうか。
一日中だるさを引きずっていると、仕事や家事などに支障が出てしまうことも。そんなときは「お目覚めスイッチ」をオンにしてあげるのが効果的です。
今回の記事では暑いときのだるさを改善する方法や、だるくてやる気が出ないときのスイッチの入れ方を紹介します。
暑いときに体がだるくなる原因の一つは、自律神経の乱れです。猛暑日や酷暑日が続く夏は、暑い屋外で過ごした後に、クーラーが効いた室内に入るといった行動を繰り返している方も多いのではないでしょうか。
自律神経は気温や室温に合わせて、その都度体温調節をしようとします。そのため、温度差が激しく変化する状態を繰り返していると、自律神経のバランスが崩れ、倦怠感や疲労を感じやすくなってしまうのです。
また暑いときは頻繁に冷たい飲み物を飲んだり、アイスクリームを食べたりする方も多いでしょう。冷たいものばかり摂取していると、胃腸が冷えて消化機能が低下します。その結果、食欲が落ちて栄養を十分に摂取できないので、倦怠感や疲労感を感じやすくなってしまいます。
夜間も暑い日が続くことで、質の良い睡眠が取れず、睡眠不足になってしまうことも、体がだるくなる原因の一つです。
暑くてだるいときは、熱中症の恐れもあります。だるさの原因を知るために、以下のリストで当てはまるものをチェックしてみましょう。
上記のうち、1〜6をチェックした方は、暑さで体がだるくなっている可能性が高いです。水分が過度に不足すると、熱中症のリスクも高くなるので、しっかり水分を取りましょう。スポーツドリンクや経口補水液もおすすめです。
7〜10をチェックした方は、自律神経のバランスが崩れて体がだるくなっている可能性が高いです。室温を調整し、エアコンで体を冷やし過ぎないようにしましょう。オフィスなどでエアコンが効き過ぎている場合は、上着を羽織ったり、膝掛けを使ったりして体を温めることが大切です。
11〜14をチェックした方は、消化機能の低下によって体がだるくなっている可能性が高いです。常温の水や温かい飲み物・食べ物を選んで、体を中から温めましょう。
夏は朝から気温が高いので、起きた瞬間から暑さによってだるさを感じる人もいるのではないでしょうか。
朝、だるい体に「お目覚めスイッチ」を入れるには「コップ一杯の水」を飲みましょう。お茶やコーヒーではなく、常温の水か白湯がおすすめです。
夏は寝ている間にも汗をかくので、寝起きの体は水分を欲しています。起きた直後のだるさや頭痛は水分不足が関係しているケースもあります。
目覚ましとしてだけでなく、水分補給目的としても起きたらコップ一杯の水を飲むことを習慣化させましょう。
暑くなってくると食欲が低下しやすくなりますが、水や冷たい麺類ばかりでは栄養不足になって余計にだるさを感じてしまうことも。
栄養を効率よく摂取するには「たんぱく質」を積極的にとるのがおすすめです。
たんぱく質はホルモンや自律神経の素材になっているので、暑さに負けない体作りのサポートをしてくれます。
ほかにも温かいスープもおすすめです。「暑いのにわざわざ温かいものを?」と思うかもしれませんが、暑さによって冷たいドリンクやアイスなどを摂取していると、内臓が冷えて疲れてしまいます。
内臓が冷えたままだと動きが鈍ったりして栄養の吸収まで悪くなってしまうので、温かい汁物などを飲むようにしましょう。
とくに味噌汁には夏に失いやすい塩分が適度に入っていて、具材を工夫すればさまざまな栄養素が摂取できるのでおすすめです。
温かい食べ物で、冷房や冷たい食べ物で冷えた体の血流をアップさせましょう。
デスクワークをしている途中でだるさを感じたり、頭がぼんやりとしたりして作業に集中できないこともありますよね。
そんなときは「リズム運動」をやってみましょう。
立った状態でその場で軽く数回ジャンプして全身に刺激を与えるだけでOK。座った状態のときは、肘を曲げて肩の後ろ回し、前回しを各10回程度やりましょう。体に刺激を与えると、やる気スイッチがオン。
リズム運動は習慣化させると体にスイッチが入りやすくなるので、
など、やるタイミングを決めておくと、一日中効率よく作業に取り組めるでしょう。
「暑いからだるくて当たり前」と思うかもしれませんが、簡単な工夫次第でだるさを感じず体にやる気のスイッチをさっと入れられます。
毎日しゃきっとしていた方が仕事や家事ははかどり、効率よく進められるので、ぜひ体がだるいと感じたときは今回ご紹介した3つのスイッチオン方法を参考にしてみてくださいね。