疲れやすくなってきた、いつも身体がだるいと感じる方へ
若いころと比べると、年齢を重ねるごとに、少しの生活習慣の乱れで疲れを感じやすくなってきます。
健康な身体や肌を保つためには、バランスの取れた食生活や適度な運動、質の良い睡眠が非常に重要です。
しかしながら、忙しい日々の中でどれも完璧にこなすことは難しいはず。そんな時に、考えたいのが、サプリメントで不足している栄養を補うことです。
いつまでも元気で美しくいたい、そうお考えの方はぜひこの機会に検討してみましょう。
・医師 ・医学博士 ・朝霧高原診療所 院長 ・WELLNESS UNION(富士山静養園・日月倶楽部)代表 ・昭和大学医学部客員 教授 ・聖マリアンナ医科大学 非常勤講師
山本 竜隆
内科研修・医学研究の後は「アンドルー・ワイル」が主催する米国アリゾナ大学医学部総合医療プログラムAssociate Fellow(2000年~2002年)をアジアで初めて修了。
その後、総合医療ビレッジグループ総院長(東京・四谷)、JA中伊豆温泉病院内科医長、(株)小糸製作所静岡工場診療所所長・産業医などを経て、現在は朝霧高原診療所院長のほか「日月倶楽部」「富士山靜養園」の施設を含めた3施設WELLNESS UNIONの代表として活動している。
また自ら湧き水や薪での生活をしつつ、地域医療とヘルスツーリズムの両輪で、地域活性や自然欠乏症候群を提唱。
滞在施設「日月倶楽部」では、ヨガや瞑想などのマインドフルネス、企業の健康管理者への指導、健康関連分野のセミナー合宿など雄大な自然環境に身を置いて行う各種滞在プログラムを提供している。
「疲労やストレスがなかなかとれない」「寝ているのに、いつもダルさが残る」など、慢性的な疲労に悩まされている方はいませんか?
体や心が疲労軽減を求めているものがわからず、うまくリフレッシュできず、困っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、都内から富士山麓へ転居し、ホリスティックエリアを作り上げている山本竜隆(たつたか)先生に、今一度見直されている自然のありがたさや、疲れたときこそ意識したい自然のリズムについてお話を伺いました。
コロナ禍で見直される自然環境による疲労回復のチカラ
人間にとって自然は、なぜ大事なのか
今日から誰でもできる、簡単な疲労回復のための自然の取り入れ方
コロナ禍においては、生活パターンの変化や仕事環境の変化など、さまざまな要因でストレスや疲れを感じている方が増えています。
このようなストレス社会のなかで、今改めて注目されているのが自然のありがたさ。リモートワークなどを機に、都市部から自然の多い地方へ移住を検討する方も増えています。
もともと2000年代以降、自然から遠ざかると体調が悪くなったり、精神的に不安定になったりするという「自然欠乏症候群」の考え方が海外で生まれ、自然が人間に与える恩恵を自然治癒力としてチカラが再認識されつつありました。
そして、日本でも東日本大震災、新型コロナウイルス感染症の流行など、次々に降りかかるストレス要因をきっかけに、自然のありがたさが改めて見直されてきています。
都心で疲れを感じている人がキャンプへ旅行し、自然のリズムに合わせて生活をしたり、日常的に自然に触れたりすることで、疲労が回復し、心地よいと感じることがあります。
これは、人間の進化を改めて考えると明確な理由があります。
サル・人類の進化において、今日のような現代生活をし始めたのはごく最近のこと。サルから人間になるまでの期間を1年に例えると、現代の生活がスタートするのは大晦日のお昼頃ともいわれています。
つまり、身体の進化と全く違う生活に突如変わったことで、負担が起きやすい状況です。
私たちは、もともと日の出・日の入りに合わせて行動し、台地の上を歩いて生活することに適用しています。現代のアスファルトやコンクリートの上を歩くことも、化学物質を口に入れることも、電磁波にさらされることもありませんでした。
そのため現代生活は、ストレスや疲労を蓄積しやすいのです。
忙しい毎日のなかで簡単に自然のリズムを感じることができるのが、日の出・日の入りです。太陽の光は家の外に出ればどなたでも見ることができるため、意識しやすいのではないでしょうか。
朝は日の出を眺めて、夕方は日の入りを見る。これだけで自然欠乏症候群の予防にも効果的です。
特に朝日を浴びることは、アンチエイジングにも効果が期待できるといわれています。まずは早起きをして、外に出て日差しを浴びる時間をとってみましょう。
特に夏に向けての時期は日照時間が長くなることで自然と早く目が覚めるようになります。季節の変化を日差しで味わうことも体調に良い影響をあたえてくれます。
目まぐるしい日常生活のなかでは、自然の変化にはなかなか気づけないものです。
また明るい蛍光灯や街のネオン、騒音、排気ガスの匂いなど、現代生活の強すぎる刺激によって、知らないうちに五感が麻痺してしまうことも。
疲れたときこそ、意識的に動物本来の生活に立ち返り、自然を味わうことを楽しんでみてはいかがでしょうか。
自然に触れることの重要性が再認識され、コロナ禍では移住を検討する人も
サルが進化して生まれた人間にとっては、自然のリズムに従うことこそが本来の姿
日の出・日の入りを意識して、自然のリズムを感じよう
疲れやすくなってきた、いつも身体がだるいと感じる方へ
若いころと比べると、年齢を重ねるごとに、少しの生活習慣の乱れで疲れを感じやすくなってきます。
健康な身体や肌を保つためには、バランスの取れた食生活や適度な運動、質の良い睡眠が非常に重要です。
しかしながら、忙しい日々の中でどれも完璧にこなすことは難しいはず。そんな時に、考えたいのが、サプリメントで不足している栄養を補うことです。
いつまでも元気で美しくいたい、そうお考えの方はぜひこの機会に検討してみましょう。