キレイな人はもうはじめています!自然体で若々しくいるために1日でも早いエイジングケア(※1)を取り入れませんか?
鏡を見るたびにため息が出てしまう...
表情までどんよりしていて、なんだか元気も出ない...
いつまでも若々しく、健康的にキレイでいたいなら、早めのエイジングケア(※1)が必要です!毎日コツコツ継続することが、若々しさの維持につながります。
エイジングケア(※1)を習慣化するなら、毎日続けやすいサプリメントで、身体の内側からケアをしましょう。
美容・健康のために、インナーケアの新習慣をスタートしませんか?
※1年齢に応じたお手入れ
・九州大学 大学院農学研究院 教授
片倉 喜範
東京大学農学部卒、博士(農学)。
2004年農芸化学奨励賞 受賞。専門は食品機能学。
アンチエイジング食品創製に向けた食品機能学的研究や老化・寿命制御の分子基盤の解明とアンチエイジング創薬への応用、テロメラーゼ転写制御機構の解明にむけた研究を行っている。
目次
「なんだか老けた気がする」「不調になることが増えた」など……身体の老化を感じていませんか?
今までは、老化は抗えないものだと考えられてきました。しかし生命科学におけるアンチエイジングの研究が進むにつれて、老化した細胞はサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の活性化によって修復できることが分かったのです。
さらに、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)はザクロの成分「ウロリチン」によって活性化できることが分かりました。テレビでも特集されるようになり「ウロリチンって何?!」って気になっている方も多いと思います。
そこで今回は、九州大学大学院農学研究院の片倉喜範教授に「ウロリチン」について解説していただきました。上手に日常的に取り入れるポイントについても教えていただきます。アンチエイジングに効果的な食品の選び方も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
老化を抑える「ウロリチン」ってどんな成分?
「ウロリチン」のサプリを取り入れるときのポイント
アンチエイジング食品の選び方
細胞の若返りを促すサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)は、「ウロリチン」という成分で活性化されることが分かっています。
「ウロリチン」とは、ザクロ由来の「エラグ酸」の腸内代謝物です。ザクロの実やジュースを体内に取り入れて、腸管に届いて、腸内細菌で分解されると「ウロリチン」になります。
1日1杯のザクロジュースを飲むだけで、認知機能が回復したという論文もあるのです。ザクロは日本だとあまり注目されていませんが、ヨーロッパだと活性が高い果物として論文が多く出ています。
実は、ザクロジュースを飲んでも効く人と効かない人がいるんです。
全体の50%くらいの方は、残念ながらザクロジュースを飲んでも効果がありません。
なぜなら、ザクロジュースを飲んでも腸管でエラグ酸から「ウロリチン」を作れない人がいるからです。自力で「ウロリチン」を作り出せない体質の方は、ザクロジュースを飲んでもサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化できないでしょう。
また、自力で「ウロリチン」を作れる方でも、作れる量に差があります。同じ量のザクロジュースを飲んでも、「ウロリチン」をたくさん作れる人と、少ししか作れない人がいるということです。
「ウロリチン」を取り入れるなら、サプリメントがおすすめです。
サプリメントであれば、自力で「ウロリチン」を作れない体質の方でも問題ありません。「ウロリチン」の状態で取り入れれば吸収できるので、誰でも効率よくサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の活性化を促せます。
「ザクロジュースを飲んでも実感できない」「ザクロジュースの味が苦手」という方も、ぜひ「ウロリチン」のサプリメントを試してみてください。
サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させる「ウロリチン」は、サプリメントで取り入れるのが効果的です。ご自身の体質に合った「ウロリチン」の摂り方を見つけて、より効率よく細胞の若返りを促しましょう。
「ウロリチン」のサプリメントを購入したら、まずはその商品の推奨量を守って取り入れてみてください。
メーカーによりますが、「ウロリチン」の推奨量は1日あたり10mgくらいです。
ヒト試験では、1日あたり10mgの「ウロリチン」摂取を8週間続けると小じわや毛穴の改善、細かいシミの抑制が見られました。まずは1日あたり10mgずつ飲んでみて、体調や見た目の変化を見ながら増減することも検討しましょう。
サプリメントは医薬品ではないので、飲むタイミングに決まりはありません。
大切なのは、毎日忘れずに摂り続けること。ご自身が忘れないタイミングなら朝でも夜でもいいので、とにかく毎日続けて摂るようにしてみてください。
また、さまざまな時間帯に飲んでみて「調子がいいな」と感じるタイミングを見つけるのもおすすめです。朝飲んで調子がよくなれば朝、夜飲んで調子がよくなれば夜に続けてみましょう。
アンチエイジングに効果的な成分は、ザクロ由来の「ウロリチン」だけではありません。
ここでは、片倉教授の新しい研究で発見された「パラミロン」と、発毛に効果的なイチゴのポリフェノール「フィセチン」について紹介します。
新しい研究では、ユーグレナ由来の「パラミロン」という物質が注目を集めています。
「パラミロン」は、ユーグレナ(ミドリムシ)のみが作り出す多糖類の一種です。私たちが「パラミロン」を取り入れることで、疲労回復効果やストレス改善効果が期待できます。
この研究で面白いのは、いきなりヒト試験を行い、ヒトで結果が出ているということです。
メカニズムまではまだよく分かっていませんが、「パラミロン」を取り入れることでストレス改善による若返りが期待できると考えられます。
イチゴに含まれるポリフェノールの一種「フィセチン」は、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させる成分です。
さらに、「フィセチン」は育毛効果があることが分かっています。しかも毛が生えるだけでなく、毛を黒くする効果もあることが分かっているのです。
片倉教授の研究チームは、背中を脱毛したマウスに「フィセチン」の溶液を塗る実験を行いました。すると、もともと茶色い毛のマウスなのに、マウスの背中から真っ黒の毛がモッサモサに生えてきたそうです。
毛根にある「バルジ」という領域には、「毛を生やす幹細胞」と「毛を黒くする幹細胞」が同時に存在しています。「フィセチン」は両方の幹細胞に効果を発揮し、真っ黒の毛をモッサモサに生やしたのではないかと考えられます。
サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させる「ウロリチン」は、ポリフェノールの一種です。
ポリフェノールにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる作用があります。赤ワインに含まれる「レスベラトロール」やイチゴに含まれる「フィセチン」など……どれもアンチエイジングに効果が期待できるので、積極的に取り入れたい成分です。
ただし、アンチエイジング食品の選び方にはポイントがあります。選び方によっては逆効果になってしまう場合もあるので、必ず選び方のポイントを抑えておきましょう。
ザクロジュースは、必ず100%かつ無糖のものを選ぶようにしてください。
砂糖が入ったザクロジュースは飲みやすいのですが、頻繁に飲んでいたら血糖値が上がってしまいます。サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させる前に、糖尿病になってしまうかもしれません。
流行りの「ザクロ酢」も、飲みやすいように加糖されているものが多くあります。そもそもザクロが何%くらい含まれているかも分からないので、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化させるためにザクロ酢を飲むのはおすすめできません。
100%ザクロジュース(無糖)は酸っぱくて、そのままだと飲みにくいんです。
しかし100%ザクロジュース(無糖)なら、ほとんど甘くないので血糖値が上がりすぎる心配はありません。酸っぱくて飲みにくくても、できればそのまま飲むことをおすすめします。
また、日本産の100%ザクロジュース(無糖)はあまり売られていません。海外産でもいいので、100%(無糖)のザクロジュースを探してみてください。
若返りケアスイーツ!シェフ直伝「ザクロと色々ベリーのパンナコッタ」レシピ
健康のことを考えるなら、食品は安さよりも「品質」で選びましょう。
良質な食べ物を取り入れていくことで、健康で若々しい身体を保ちやすくなります。家計に無理のない範囲で、食品は「質がいいもの」「旬のもの」「新鮮なもの」を選ぶように心がけてみてください。
赤ワインに含まれるポリフェノール「レスベラトロール」は、アンチエイジングに効果的な成分です。
ただし、アンチエイジングに必要な量の「レスベラトロール」を赤ワインから摂ろうとすると、アルコールで肝臓が先に悪くなる可能性があります。いくらアンチエジングや健康にいいからといっても、赤ワインの飲み過ぎはNGです。
「レスベラトロール」は、ピーナッツやアーモンドの皮にも含まれます。赤ワインは飲みすぎないようにして、他の食品やサプリメントから「レスベラトロール」を摂るようにしましょう。
「ウロリチン」は、細胞の若返りを促すサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の活性化をサポートしてくれる成分です。
ザクロに含まれる「エラグ酸」の腸内代謝物なので、100%のザクロジュース(無糖)を毎日飲むとアンチエイジング効果が期待できます。ザクロには「ウロリチン」の他にも健康によい成分が多く含まれるので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
ただし体質的に「ウロリチン」を作れない方も約半数いるので、効率を考えるならサプリメントを活用するのもおすすめです。日頃から「ウロリチン」や高ポリフェノールの食品、良質な旬の食材を取り入れて、細胞から若々しい状態を保ちましょう!
サーチュイン遺伝子とは?オートファジーとの相乗効果で若返る?
「ウロリチン」はザクロに含まれるエラグ酸が腸内細菌で代謝されて作られる成分
「ウロリチン」のサプリは飲みながら自分に合う取り入れ方を見つけよう
ザクロジュースは100%で無糖のもの、その他の食品は良質なものを選び、赤ワインは飲み過ぎないようにする
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キレイな人はもうはじめています!自然体で若々しくいるために1日でも早いエイジングケア(※1)を取り入れませんか?
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エイジングケア(※1)を習慣化するなら、毎日続けやすいサプリメントで、身体の内側からケアをしましょう。
美容・健康のために、インナーケアの新習慣をスタートしませんか?
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