ダイエットを頑張っているけど、効果が出にくいとお困りの方へ
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・株式会社マインドフルヘルス 代表取締役 ・内科医、産業医 ・神経内科専門医 ・抗加齢医学専門医 ・人間ドック健診専門医、指導医 ・医学博士
山下 あきこ
内科医、脳神経内科専門医、抗加齢医学専門医、医学博士。アメリカ神経学会会員でもある。1999年に川崎医科大学を卒業し、同大学の総合診療部での研修を経て、福岡大学病院の脳神経内科に入局。
米国フロリダのメイヨークリニックにて先端脳研究に携わり、パーキンソン病の研究で「MDS Young Scientist Award」(国際運動障害学会の優秀若手研究者向け賞)を受賞。
日本に戻り一般の臨床内科医として活動したのち、健康を自分で作る社会を目指して病院を退職し、株式会社マインドフルヘルスを設立。
「セブンアプローチ」を提供し、病気を治すのではなく、より健康で幸せに暮らせる社会を目指して活動。健康セミナーやビジネスセミナーなどを行い、行動変容を促す方法と正しい知識を提供している。企業研修の実績は、九州電力、NTT東日本、日清食品ホールディングス、JRサービスサポートその他多数。
目次
みなさんは、自分の脈拍がどれくらいか把握していますか?健康診断や人間ドックなど、年に1度しか測らないという人も多いかもしれません。
実は、普段から脈拍を記録しておくことで健康管理に役立ちます。脈拍の変動によって体調の変化にいち早く気付けるので、不調が起きても早めの対処が可能です。
当記事では、医師の山下あきこ先生に「安静時心拍による健康管理」について教えていただきました。
脈拍正常値はどれくらい?
健康の目安になる「安静時心拍」とは?
心拍の異変が起こっているときに注意したい諸症状
健康診断や人間ドックでは、健康かどうか診断するために脈拍を計測します。では、そもそもどれくらいの脈拍が「正常値」といえるのでしょうか。
健康診断や人間ドッグで脈拍を測る場合、50〜90未満が正常値と判断されます。
50以下や100以上でも異常値というわけではありませんが、落ち着いた環境で計測するなら50〜90未満におさまるのが一般的です。
脈拍が50以下だと少し低めで、心電図でも「徐脈」という診断がついてきます。
ただし、50以下の人が必ずしも異常なわけではありません。不整脈があるかどうかのチェックを行い、運動習慣や普段の状態なども確認しながら異常かどうか判断していきます。
脈拍が100以上だと高めの数値ですが、緊張しやすい人だと100近くなるときもあります。
ただし甲状腺ホルモン過剰分泌など、他の要因で上がることもあるので注意が必要です。心拍数が高いときも、不整脈があるかどうかチェックすることが重要になります。
脈拍は、年齢や体質によって個人差があります。計測する場所や運動前後、食事前後などちょっとしたことで変動するため、数値だけで一概に「正常」「異常」とは判断できません。
健康の目安になるのは、活動していないときの「安静時心拍」です。
朝起きた直後など、脈拍が一番低い状態と考えられます。日常的に上下している心拍ではなく、生きるためのベースとなる「安静時心拍」を見るようにしてください。
睡眠をとって起きたばかりの朝は、一切活動していないので安静時心拍が計測できます。できれば起床から1時間以内に、毎日同じタイミングで計測しましょう。
ただしトイレを我慢したり、朝食をとったりすると脈拍の状態は変わってしまいます。「トイレ後・朝食前」「血圧計測のタイミング」など、計測する定点を決めておくのがおすすめです。
「安静時心拍」の変化があるときは、身体に変化が起こっているサイン。
「いつもは60前後なのに、最近見るたびに80超えてる」「だんだん遅くなってきた」など、変化が見られる場合は注意が必要です。
ホルモンバランスの乱れや貧血など、さまざまな不調が起こっている可能性があります。変動が続く場合は、早めに医師に相談してみてください。
脈拍に異常があると、数値変動だけでなく実際に不調を感じる場合もあります。
動悸を感じるときは、脈拍が乱れているサインです。
いつも脈拍が落ち着いている人は、急に脈拍が早くなるとドクドクと動悸がしていることに気付きます。いつも心拍が早いと慣れて気づかなくなってしまうので、動悸に気付いたら早めに対処しましょう。
脈拍のリズムが不規則に感じるときは、心房細動という危険な不整脈の可能性があります。
心房細動とは、心房に血栓ができやすくなったり、脳の血管が詰まるリスクが高まったりする病気です。慣れてしまうと気づかなくなることがあるので、不規則な脈拍に気付いたらすぐに医療機関を受診してください。
健康診断における脈拍正常値はありますが、個人差があるので、数値だけで一概に「正常」「異常」とは言い切れません。
脈拍で健康管理するためには、普段から自分の「安静時心拍」を把握して変動を観察することが大切です。
「安静時心拍」の変動に気付けば、身体の不調にいち早く気付いて対処できます。血圧計やFitbitなどのウェアラブル端末を使用して、毎日の「安静時心拍」を記録してみてください。
脈拍正常値は個人差があるが、概ね50〜90未満が正常値と考えられる
活動していないときの脈拍が「安静時心拍」で変動は少ない
動悸を感じるときや脈拍のリズムが不規則なときは要注意
ダイエットを頑張っているけど、効果が出にくいとお困りの方へ
年齢とともにお腹、太もも、ヒップなどによく見られる肌表面の「凸凹」。これは、血行やめぐりの滞りなどが原因でできる脂肪と老廃物の固まりです。
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