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- 老け顔、疲れた顔にさようなら!自分でできるお手軽リフトアップ法
目次 [ー]
筋肉がたるみ、シワがある顔は、見た目年齢を上げて疲れた印象を与えてしまいます。
今回の記事では、老け顔や疲れた顔になってしまう原因を探りながら、その対処法として取り入れたい、簡単なリフトアップ法をご紹介します。
シワやたるみの原因を知ることで、自然と対処法も見えてくるものです。ここではさまざまな要因の中から、主なものを見ていきましょう。
まず原因として挙げられるのは、やはり加齢です。
赤ちゃんの肌はみずみずしく弾力がありますが、それは水分をたっぷり保つコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの保湿成分量が大人よりも多いため。
残念ながら、加齢によってこれらの成分は減少していき、ヒアルロン酸の場合は、40代では赤ちゃんの半分程度にまで減ってしまいます。
また、加齢によって顔の表情筋が衰えていくこともたるみやシワの原因に。動かさなければどんどん固くなってしまうので、意識して鍛えることが大切です。
健康な肌づくりに必要な栄養素が欠けると、ハリのある若々しい肌を保てません。
たるみやシワを防ぐなら、肌老化の原因となる活性酸素をいかに抑えるかがポイントです。
特に、ビタミンA、C、Eは抗酸化力に優れた栄養素なので、ぜひ摂取したいところ。歯ごたえのある食材を選ぶことで噛む回数を増やし、たるみにアプローチするのも良い方法です。
また、睡眠不足や姿勢の悪さも原因に。猫背が定着すると顔の下に向かう力がかかり、たるみやシワを助長してしまいます。
乾燥は肌に必要な水分を奪い、紫外線はコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを生み出す線維芽(せんいが)細胞にダメージを与えてしまいます。
季節に合わせた保湿ケアと、一年を通したUV対策を心がけたいものです。
老け顔に明確な定義はありませんが、老け顔に見られがちな方には、たるみやシワ以外にもさまざまな特徴があります。ここからは、老け顔によくある4つの特徴を見ていきましょう。
老け顔に見られがちな方の特徴の一つはクマです。
目は顔の中でも目線が集まりやすいパーツなので、目の下にクマがあると一気に老けた印象が強くなってしまいます。一口にクマといっても、クマには以下のような種類があります。
クマの種類 | 特徴 | 原因 |
---|---|---|
青クマ | 皮下の毛細血管が透けて、青紫のようなクマができる |
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茶クマ | 色素沈着による目の下にシミのような薄茶色のクマができる |
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黒クマ | 黒い影のようなクマができる |
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赤クマ | 目の下にある眼窩脂肪の突出によって、筋肉が皮膚を透けて赤いクマができる |
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いずれのクマができても老け顔になりやすいですが、特に老けた印象を感じさせるのは、加齢が大きく関係している黒クマです。
目の下の皮膚にたるみが出たり目元の筋力が低下したりすると、影のようなクマが目立つようになります。加齢が原因のことが多いですが、目元に過度な刺激を与えると、年齢に関係なく皮膚がたるみ、黒クマが現れるので注意が必要です。また生まれつきの骨格の影響で、黒クマができやすい方もいます。
ほうれい線が目立つと、老け顔に見られやすくなります。
ほうれい線は一般的なシワよりも深く刻まれるみぞの一種です。小鼻の脇から左右の口角に向けて深いほうれい線が刻まれると、一気に老けた印象になってしまいます。
ほうれい線ができる主な原因は加齢ですが、乾燥や間違ったスキンケアによる肌へのダメージ、睡眠不足や表情筋の衰えも、ほうれい線ができる原因です。また逆に表情筋を使い過ぎることでも、ほうれい線が目立つようになることもあります。長時間デスクワークをしている方や下を向いてスマートフォンを見る癖のある方、姿勢の悪い方は、顔に老廃物がたまりやすくなり、慢性的なむくみによってほうれい線が目立つこともあるので注意が必要です。
ほうれい線のできやすさには骨格や肌質も影響しているため、若い方でも目立つ方は少なくありません。メイクでカバーしにくいので、コンプレックスに感じてしまっている方もいるでしょう。
老け顔に見られがちな特徴の一つにシミがあります。
シミは代表的なエイジングサインの一つです。肌よりも濃い薄茶色や茶褐色で目立ちやすいため、一つでもシミができると、老け顔に見られやすいでしょう。単体ではそれほど目立たない小さなシミでも、複数できると顔全体がくすんで見えてしまうので、老け顔の印象が強くなってしまいます。
シミができる主な原因は紫外線です。紫外線を浴びると、肌を守ろうとしてメラニン色素が生成されて、シミになってしまいます。また間違った洗顔やスキンケアで肌に過度の刺激を与えてしまうと、同じようにメラニン色素が生成されやすいです。
ただし肌のターンオーバーが正常に行われていれば、生成されたメラニン色素は時間とともに排出されます。シミを作らないためには、紫外線対策の徹底に加え、ターンオーバーを正常化できるようにケアすることが大切です。
顔全体の疲れも老け顔に見られがちな方に多い特徴の一つです。顔全体の疲れは実際に疲れている場合と肌の状態が原因の場合があります。いずれにしろ顔に疲れた印象があると、見た目年齢に影響が出てしまうでしょう。
仕事が忙しかったりストレスを抱えていたりして、実際に疲れている場合、血行不良によって血色が悪くなりやすいため、顔全体が暗くなり、疲れ顔になってしまいます。睡眠不足や過度のストレス、運動不足は血行不良の原因となるので注意しましょう。マッサージや表情筋トレーニングを行うと、血行を改善しやすいです。質の良い睡眠を取り、ストレスを発散する習慣や、適度な運動習慣を作りましょう。
また肌がくすんでいたり、フェイスラインにもたつきがあったりする場合も、疲れ顔の印象を強く感じさせやすいです。毛穴が目立ち、肌のキメが整っていない状態も、疲れ顔に見えてしまいます。透明感がある若々しい印象の肌を維持するには、スキンケアを徹底することに加え、食事で栄養をしっかり取ることも大切です。外食が多い方は栄養バランスが崩れやすく、肌の見た目にも影響しやすいので、栄養バランスの取れた食事を意識するようにしましょう。
生活習慣の見直しと同時に取り入れたいのが、リフトアップにつながるマッサージです。
力の入れ過ぎはNGです。マッサージをするときは保湿性の高いクリームを使い、なでるようにやさしく行いましょう。睡眠前や入浴後など、リラックスタイムの習慣にすると良いです。
次に、リフトアップにおすすめの美容成分を4つご紹介しましょう。
コラーゲンの生成にビタミンCは欠かせませんが、そのままでは壊れやすく十分に作用しないことも。ビタミンCを誘導体化させることで肌になじみやすくなり、抗酸化作用や保湿作用が期待できます。
ヒアルロン酸、コラーゲンとともに皮膚に存在する保湿成分です。保湿に欠かせない角質細胞間脂質の約40%を占めており、湿度が下がっても水分を保持し続けます。
ビタミンAの一種であり、体内にある成分。線維芽細胞を助けることでコラーゲンの生成に働きかけますが、刺激が強いという側面もあります。
ヒアルロン酸を上回る保水力を持つ保湿成分。水分保持に役立つだけでなく、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を助けるといわれています。
老け顔に関するよくある質問をご紹介します。老け顔に関する疑問を解消して、いつまでも若々しい見た目を目指しましょう。
一概に「◯歳から顔が老ける」とはいえません。
老け顔に見られる方の代表的な特徴は、ご紹介した通り、たるみや乾燥、クマ、ほうれい線、シミ、顔全体の疲れです。これらは加齢によって目立つようになることが多いですが、適切なスキンケアができていない方や、生活習慣が乱れている方などは、年齢に関係なくたるみや乾燥などが起きてしまう可能性があります。
特に老け顔を促進してしまうのは、喫煙習慣と紫外線です。
タバコを吸うと血行が悪くなる上、大量に発生する活性酸素によって肌を構成している細胞がダメージを受けるので、くすみやたるみ、シワなどが目立ちやすくなります。活性酸素を除去するためにビタミンCが多く使われ、コラーゲンを生成する力が低下してしまうことも、喫煙習慣が老け顔を促進する原因です。
またここまでご紹介した通り、紫外線は肌にさまざまなダメージを与え、たるみや乾燥、シワ、シミなどを引き起こします。
「まだ若いから老け顔に見られる心配はない」と安心するのではなく、喫煙している方は禁煙に挑戦しましょう。紫外線対策の徹底に加え、正しいスキンケアを行い、生活習慣を見直すことも大切です。
若々しさは内面からも溢れ出てくるため、ポジティブな気持ちで過ごすことも重要です。ネガティブな気持ちで過ごしていると、老けて見られやすいので、趣味に没頭したり新しいことに挑戦したりしてみると良いでしょう。
急に老け顔になったように感じてしまうかもしれませんが、急に老化が起こることはありません。急に老け顔になったように感じる場合、これまでに蓄積した肌ダメージが徐々に目立つようになった可能性が高いです。
例えば乾燥肌なだけではそこまで老け顔の印象は強く感じられないでしょうが、そこにたるみやシミ、ほうれい線が加われば、一気に老けた印象になってしまいます。
ただし過度のストレスや極度の過労などによって、一時的に急に老けたような印象を感じさせることはあるでしょう。また女性ホルモンのバランスが急激に変化し、身体的にも精神的にもさまざまな症状が現れる更年期は、老け顔が一気に加速しやすい傾向にあります。
20代でも老け顔になることはあります。
老化とは程遠いように感じる20代ですが、前述した通り、老け顔によく見られるたるみや乾燥、クマ、ほうれい線、シミ、顔全体の疲れなどの特徴は、加齢以外の原因でも引き起こされてしまいます。
そのため、連日徹夜するような不規則な生活、喫煙習慣、不十分な紫外線対策、外食続きによる栄養バランスの乱れなどがあると、年齢よりもかなり老けて見られるようになってしまう可能性が高いです。
また老け顔に見られるかどうかは、肌の印象だけでなく、髪の毛や服装などの身だしなみも影響します。髪の毛がパサついていたり枝毛や切れ毛が多かったりする方や、シワや汚れ、毛玉が目立つような服を着ている方は、実年齢よりも上に見られてしまいやすいでしょう。男性の場合は、無精髭やヒゲの剃り残しなどによっても、老けて見られる可能性があります。
たるみやシワの要因は、一つではありません。さまざまな角度からアプローチすることで、たるみがちな肌に働きかけることが大切です。
ご紹介したリフトアップ法を取り入れて、年齢に負けない若々しい肌をキープしましょう。