ダイエットを頑張っているけど、効果が出にくいとお困りの方へ
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・マインドフルライフコーチ
葉月 ようか
大手旅行会社在職中、海外支店(モルディブ支店)赴任を経験する。初めて外国人の部下を持ち、日本とは全く異なる環境下で体調を壊し、健康であることが自分にとっての幸せであると気づく。日本帰国後、Happy -Beauty-Healthyを叶えるために必要だと考えたマインドフルネス、予防栄養学、ヨガ等を学び、ストレスマネジメントや健康寿命延伸に貢献したいと決意し旅行会社を退職、現在に至る。
(株式会社マインドフルヘルス 所属)
目次
忙しく毎日を過ごしていると、毎食機械的に食事をしていたり、流し込むようにご飯を食べていたりすることはありませんか?
お腹いっぱい食べているはずなのに、なぜか満足できない…と悩んでいる、なんて人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、インディアナ大学の名誉教授・心理学者のジーン・クリステラー博士発の食事メソッド「MB-EAT」について、マインドフル・ライフコーチでマインドフルネス陰ヨガ講師の葉月ようか先生に教えていただきました。
MB-EATって?
MB-EATの効果について
MB-EATを取り入れるには
MB-EATとは、Mindfulness Based Eating Awareness Trainingの略。日本語では「マインドフルネスに基づいた食事の認知療法」と言います。
この治療法は米エール大学の博士号を持ち、さらにインディアナ大学の名誉教授・心理学者でもあるジーン・クリステラー博士が発案したもの。
ジーン博士は長年、マインドフルネスと肥満や健康行動について研究をされており、40年以上の研究に基づく集大成とも言えるのが「MB-EAT」です。
このMB-EATは日本ではまだあまり聞き慣れない言葉かもしれません。しかし、アメリカでは米国衛生研究所(NIH)のサポートを受けた2つの大規模研究によって効果が実証されています。
これまで体重や血糖値の改善には、認知行動療法や運動療法を取り入れることが一般的でしたが、これに加え瞑想を取り入れている人の方がより改善効果を示していることがわかっているのです。
では実際に生活の中にMB-EATのメソッドを取り入れるにはどうすればいいのでしょうか?
これまで、ダイエットというと厳しい食事制限や運動を取り入れないと痩せられないと思っている人も多くいました。しかし、それでは我慢をすることが必須になりがち。
MB-EATのメソッドを取り入れたマインドフル・イーティングでは、厳しい食事制限や毎日の運動のノルマないため、気軽に取り入れられます。
「なんとなく」で食事を済ませてしまっている人も多いかもしれません。MB-EATのメソッドを取り入れるには、
どのくらい空腹を感じているか
美味しいと感じているか
など、自分の意識に目を向けていきます。
そして自分の感覚を以下のように1〜10の数値で表してみます。
感覚の数値化の例:
▼美味しさの数値化
1→おいしくない、10→すごく美味しい
▼空腹度の数値化
1→満腹状態、10→とてもお腹が空いている
最初はむずかしいと感じるかもしれませんが、やっていくうちに徐々に慣れてきます。初めのうちは「自分の好物が目の前に出されたとしたら」と考えてみるといいでしょう。
先ほど紹介した自分の感覚の数値化を、食事をしているときに実施してみてください。頭の中でバロメーターのようなものを思い描くとやりやすくなります。
そうすると一口目は「すごく美味しい」と思っていたとしても、食べ進めていくにつれて味を感じる味蕾細胞の感覚が褪せてくるので「そこまで美味しく感じないかも」と思うようになることも。
どうしても食事をしているときの感覚の数値化がむずかしい場合は、瞑想やボディスキャンを取り入れて、徐々に自分の意識に目を向ける準備をしてみるのもおすすめです。
ストレスや疲れが溜まっていると、カロリーの高いものや甘いものについつい手が伸びて、止まらなくなってしまうことってありますよね。
MB-EATのメソッドを取り入れると、このように感情の赴くままに食事をしてしまうのを防ぐことができます。すると自分で感情を調整する力が向上するので、ダイエットのためにも健康のためにも良い影響を与えてくれるのです。
まずは自分の感情を数値化するところから始めてみてはいかがでしょうか。
MB-EATは体重や血糖値の改善に効果があることが実証されている
まずは自分の感情を1〜10の数値で測ってみる
むずかしいと感じる場合は、瞑想やボディスキャンを取り入れながら
葉月先生の著書「食べる瞑想で人生が変わる ~マインドフル・イーティングで内なるグルメを呼び覚まそう」を詳しく知りたい方はこちら。
ダイエットを頑張っているけど、効果が出にくいとお困りの方へ
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