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・シドニー五輪代表 ・元東京大学生涯スポーツ健康科学研究センター技術補佐員
柳澤 哲
選手引退後は、低体力・知的障害のトレーニングサポートと合わせて、日本陸連・JOC強化スタッフとしてトップアスリートもサポートした実績がある。
その経験を活かしてウォーキングトレーナーとしてパーソナル指導・講習会講師として活躍。
IAIR(国際統合リハビリテーション協会)と連携して理学療法士・作業療法士の皆さんに向けた「ウォーキング療法士」を監修し、変形膝関節症や片麻痺の方のウォーキングもサポートしている。五輪・世界陸上では競歩TV解説者も務める。
「二の腕が太いのが気になる」「ぷくぷくしている太ももをどうにかしたい」とこのように悩んでいる人は「部分やせ」できる方法を探しているかもしれません。
部分やせは食事改善だけでは難しいのですが、運動なら可能なのでしょうか?
今回はトレーニングやエクササイズなどの運動で部分やせは可能なのか、どう行うのが効率的なのかを説明します。
運動で部分やせは可能なのか
効率良く部分やせする方法はあるのか
運動とはどう向き合っていけば良いのか
体質によっては、腕だけ足だけなど部分的に太ってしまう人もいますが、痩せたい部分だけスリムにすることは現実的に可能なのでしょうか。
運動で部分やせが可能なのか。この答えば「できる人とできない人がいる」です。
たとえば、テニスの選手はラケットを使うので、利き腕の筋肉を酷使していますよね。しかし、だからと言って、全体的に見て利き腕だけが細いというわけではないでしょう。
スポーツ選手のように筋肉をよく使う人は、筋肉が発達しているので、細くなるどころか逆に太い人も多いのです。
その一方で、部分やせが可能なエクササイズやトレーニングを行い、気になる部分だけスリムにすることに成功している人もいます。
どちらも同じ「運動」ですが、太くなる人と細くなる人にわかれているため、「できる人とできない人に分かれている」という答えになるのです。
では、部分やせに効果的なトレーニングだけを行えば、引き締めたい部分はスリムになるのかというと、そうでもありません。
たとえば、毎日部分やせエクササイズをしていても、高カロリーな食生活を送っていると、体は全体的に太るのでエクササイズをしている部分も太くなります。
反対に全体的に細身の人が、食生活に注意しながら部分やせトレーニングを行うとどうなるのか。
トレーニングでは脂肪を減らせるわけではないのですが、もともと脂肪量が少ないので、運動により引き締まった筋肉がきれいなラインとして現れます。
その結果「痩せた」「スリムになった」「引き締まった」と感じる、ということです。
ここまで理解すると、「部分やせ=脂肪が減る」ではない、ということはおわかりいただけたはず。
運動で可能な部分やせとは、脂肪が少ない状態で筋肉を鍛えることで、筋肉の凹凸が出て引き締まって見えることを指します。
もちろん先程説明した通り、脂肪が多いと鍛えた筋肉のラインは見えず、脂肪が増えると太くなってしまうため部分やせからは遠のきます。
ではどうすれば、効率良く部分やせできるのでしょうか。繰り返しますが、太った状態だと筋トレによる引き締まりが見えにくいので、まずは食事改善と運動で体全体の脂肪を落としましょう。
その後、部分やせできる運動を行うと、筋肉の形がキレイになり、太さが気になっている部分をシェイプアップできます。
運動で部分やせするなら、まずは運動と食事改善で体全体の脂肪を少なくしましょう。脂肪が多い状態では筋肉の引き締まりはわかりません。
脂肪を減らした上で部分やせトレーニングをすると、筋肉の凹凸が見えるようになり、皮脂決まった美ボディを手に入れられるでしょう。
闇雲に部分やせトレーニングをする前に、まずは体全体の脂肪量に注目してみてくださいね。
運動による部分やせはできる人とできない人がいる
体全体の脂肪量が多いと、トレーニングをしても筋肉の引き締まりが脂肪で隠れてしまう
効率良く部分やせするなら、まずは体全体の脂肪量を減らし、その上で部分やせトレーニングを行うのがポイント
この記事を動画で見たい方はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=hWlORrLyDgs
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