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顎下のたるみの原因とは? 効果的なトレーニング&マッサージ法でスッキリ解消!

公開日:2024.03.04
更新日:2025.03.07
 

年齢を重ねると、それほど太っていないのに「顎下がたるんだ」「二重顎になってしまった」という悩みが出てくるものです。

二重顎になると太った印象に見えるので、フェイスラインのもたつきは解消しておきたいですよね。

この記事では、顎下のたるみの原因や、効果的なマッサージ方法をご紹介します。この記事を参考に、若々しく、魅力的な印象を手に入れるための第一歩を踏み出しましょう!

顎下のたるみや二重顎の原因とは?

顎下がたるんだり二重顎になったりする代表的な原因に、脂肪の蓄積があります。しかし、痩せている方でも顎下のたるみや二重顎が目立ってしまう方はいます。顎下のたるみや二重顎にはさまざまな原因があり、複数の原因が組み合わさっている方も少なくありません。

顎下のたるみや二重顎の主な原因を9つご紹介するので、ご自身に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

猫背や巻き肩

猫背や巻き肩は、顎下のたるみや二重顎の原因の一つです。

猫背や巻き肩になっている方は、正しい姿勢の状態よりも、顔が下を向いてしまっています。そのため、顎周辺が重力で下に引っ張られてしまい、顎下周辺がもたついた印象になってしまいやすいです。

また猫背や巻き肩の場合、頭の重みによって首や肩にかかる負担は、正しい姿勢で過ごしている方の3倍にもなるといわれています。首や肩にかかる負担が大きくなればなるほど、血流が悪化してリンパの流れも滞るので、むくみが起きやすくなってしまうでしょう。

猫背や巻き肩は顎下のたるみや二重顎の原因となるだけでなく、首凝りや肩凝り、顔のゆがみの原因にもなります。姿勢が悪いと、本来使われるべき筋肉が使われなくなり、太りやすくなる原因にもなるため、意識して猫背や巻き肩を改善しましょう。

舌が上顎に付いていない

舌が上顎に付いていないことも、顎下のたるみや二重顎の原因となります。

本来、舌の位置は上顎に付いている状態が正しいとされています。そのため、口を閉じて自然な状態にしたときに舌が上顎に付いていない方は、顔のバランスが崩れやすい傾向があります。

顔のバランスが崩れると、顔がゆがんでたるみが起きやすくなる上、しわやほうれい線などが目立ちやすくなります。まず自然に口を閉じた状態でご自身の舌の位置を確かめ、上顎に付いていないようなら、意識して上顎に付けた状態をキープしてみましょう。

舌の筋肉の衰え

顎下のたるみや二重顎は、舌の筋肉の衰えによって引き起こされることもあります。

舌には顎舌骨筋と呼ばれる筋肉がありますが、若い頃に正しい位置で舌をキープできていた方も、顎舌骨筋の衰えとともに、舌が下がってきてしまいます。前述した通り、上顎に舌が付いている状態が正しい舌の位置なので、舌の位置が下がってしまっている方は顎舌骨筋が衰えている可能性が高いです。

顎舌骨筋も他の筋肉同様、加齢によって衰えてしまいます。ただし、もともと日本語は顎舌骨筋をそれほど使わない言語のため、年齢に関係なく顎舌骨筋が衰えてしまって、顎下にたるみが起きてしまう方も少なくありません。

無表情のまま長時間過ごす

無表情のまま長時間過ごすことも、顎下や二重顎の原因です。

無表情で過ごしている時間が長いということは、その分表情筋を使えていないため、皮膚や脂肪を支える力が低下し、顎下にたるみが起きてしまいます。テレワークで人と顔を合わせる機会が減った方や、頻繁にマスクを着けている方は、無意識のうちに無表情で過ごす時間が長くなっている可能性があります。スマートフォンを見ている際も無表情になりやすいので注意しましょう。

また無表情で過ごす時間が長くなると、表情筋が衰え、顎下だけでなく顔全体がたるんでしまい、老けた印象を与える原因となります。さらに、表情筋が凝り固まることで老廃物が蓄積し、むくみを引き起こすことにもつながります。

加齢による筋力の低下

顎下のたるみや二重顎の原因の一つは、加齢による筋力の低下です。

年齢を重ねると、表情筋を含めて全身の筋肉が落ちていきます。前述した通り、表情筋の筋力が低下すると、皮膚や脂肪を十分に支えられなくなるため、たるみが目立つようになります。頬から顎にかけては、顔の中でも特に脂肪に厚みがあるので、顎下は筋力の低下によるたるみが特に出やすいです。

また加齢とともに代謝が低下し、顔に脂肪が付きやすくなります。脂肪が増えると、表情筋はその重さを支えきれず、顎下のたるみや二重顎がさらに目立ってしまう原因となります。

スマホ首

スマホ首も、顎下のたるみや二重顎の原因の一つです。

スマホ首とは、いわゆるストレートネックのことです。下を向いてスマートフォンを見る癖があると、首の骨の正常なカーブが崩れてしまい、真っすぐになった状態で前傾するケースがあります。

スマホ首になると顔の重さで首に不自然な力がかかってしまうため、首や肩が凝り、血行が悪化しやすくなります。血行が悪くなるとリンパの流れも滞り、老廃物がたまりやすくなります。その結果、むくみが生じ、顎下のたるみや二重顎がさらに目立つようになります。

過度なむくみ

過度なむくみも、顎下のたるみや二重顎の原因です。

基本的にむくみは一時的に現れるものですが、常に塩分を取り過ぎている方や水やお酒を飲み過ぎている方は、慢性的に顔がむくみやすい傾向にあります。顎周辺がむくんだ状態が続くと、たまった水分の重みが顎下に負担をかけ、たるみが進行します。その結果、二重顎が目立ちやすくなり、さらに悪化する可能性があります。

睡眠の質が悪い方や、栄養バランスの偏った食事でミネラル不足になっている方なども、顔がむくみやすい傾向にあるため、生活習慣を見直すことが重要です。

顔のゆがみ

顔のゆがみも、顎下のたるみや二重顎の原因の一つです。

顔がゆがみ、左右差が出ていると、血行やリンパが悪化しやすくなって、むくみが起きやすくなります。また顔がゆがんでいると、顎下はもちろんのこと、顔全体のたるみが起きやすくなり、しわが目立つようになりやすいです。

顔のゆがみは姿勢の悪さからくることが多いですが、頬杖を付く癖がある方や、左右どちらかだけでものをかむ癖がある方、寝るときにいつも同じ方向を向いている方なども、顔のゆがみが起きやすい傾向にあります。

鎖骨のリンパ節の詰まり

鎖骨のリンパ節の詰まりによって、顎下にたるみが起きたり二重顎になったりする方もいます。

鎖骨のリンパ節が詰まると、首や肩、顎周辺のリンパの流れも悪くなります。すると老廃物が蓄積しやすくなるので、むくみが起き、顎下のたるみや二重顎につながってしまいます。

鎖骨のリンパ節が詰まってしまうのは、血行の悪さが原因です。長時間デスクワークをしている方や、スマートフォンを見る時間が長い方は、鎖骨のリンパ節が詰まりやすい傾向にあります。

顎下のたるみに効果的なフェイストレーニング3選

フェイストレーニングは医学に基づいて考えられた方法なので、正しく行うことで高い効果が期待できます。最初は鏡を見ながら、ゆっくり丁寧に行いましょう。

二腹筋(にふくきん)エクササイズ

二腹筋は、耳の下辺りから顎の中央に向けて付いている筋肉です。二腹筋をトレーニングすることですっきりとした横顔になり、体型に関係なく小顔効果も期待できます。

▼二腹筋エクササイズ

1.背筋を伸ばし、ゆっくりと天井を仰ぐ
2.口を大きく開けて口角に力を入れ、5秒キープ
3.上を向いたままゆっくりと口を閉じる
4.ゆっくりと自然な状態に戻す
5.1〜4を3セット行う

口を縦に開けて縦幅を変えずに横に開き、大きめの楕円形をつくります。顎関節に気を付けながら行いましょう。

顎舌骨筋(がくぜつこつきん)エクササイズ

顎舌骨筋は、舌から顎にかけて付いている筋肉です。顎舌骨筋を鍛えることで二重顎を解消でき、滑舌も良くなります。

▼顎舌骨筋エクササイズ

1.背筋を伸ばしてゆっくりと天井を仰ぐ
2.舌を垂直にゆっくりと出す
3.そのまま5秒キープ
4.上を向いたまま舌をゆっくり引っ込める
5.ゆっくりと自然な状態に戻す
6.1〜5を3セット繰り返す

※舌を垂直に出したときに、下唇にもたれないように気を付けましょう。

顎舌骨筋が弱ると顎がたるみ、顔がひと回り大きくなるので太った印象になってしまいます。顎舌骨筋を鍛えて、二重顎を解消しましょう。

舌のエクササイズ

顎下のたるみを改善するには、舌全体を意識的に動かす舌のエクササイズも行いましょう。舌の筋力をアップすることで舌が正しい位置に保たれやすくなり、顎下や顔全体のたるみの予防になります。

▼舌のエクササイズ

1.唇を閉じる
2.舌を上の歯の外側に当てる
3.上の歯全体をなめるイメージで、右から左に20回程度動かす
4.舌を下の歯の外側に当てる
5.下の歯全体をなめるイメージで、左から右に20回程度動かす

※1周2秒程度を目安に行ってみてください。

上下20回ずつがつらい場合は、まず10回ずつから始めても構いません。

日常生活に取り入れやすいたるみのセルフケア2選

何年もかけて作られたフェイスラインは、すぐにはもとに戻せません。簡単にできるセルフケアを習慣的に行い、少しずつ元の状態に近づけていきましょう。

パソコンで作業しながら「い・う・い・う」

1日中無表情で生活している人は、パソコンやスマホを操作しながら口を「い・う・い・う」と動かしましょう。

「い」のときは口角を左右にしっかり引き、「う」のときは唇を前に突き出します。声を出さなくてもいいので、マスクの下でも密かにできる表情筋のトレーニングです。

マスクの下で口角を上げる

マスクをして出かけるときは、口角を少し上げて笑ったような表情を作りましょう。

口角を少し上げるだけでも「笑筋」という筋肉が鍛えられてたるみをケアできます。「ひと駅だけ」「30秒だけ」でもいいので、気付いたときに口角を上げることを意識してみてください。

顎下のたるみに効果的なマッサージ5選

最後に顎下のたるみに効果的なマッサージをご紹介します。

摩擦によるダメージを防ぐために、マッサージをするときは、美容液やクリームを付けて肌すべりを良くした状態で行うことがポイントです。マッサージを習慣にするためにも、日々のスキンケアのついでにマッサージを取り入れてみると良いでしょう。

おすすめのマッサージを5つご紹介するので、ぜひ今日から実践してみてください。

表情筋マッサージ

顎下のたるみを改善するには、表情筋をほぐして血行やリンパの流れを改善することが大切です。表情筋マッサージで、凝り固まった表情筋をしっかりとほぐしましょう。

▼表情筋マッサージ

1.両手で拳を作る
2.両側の頬骨の下辺りに拳を当て、円を描くイメージで、痛気持ち良い程度に筋肉をもみほぐす
3.両手の人差し指と親指で顎を挟む
4.顎から耳の下までフェイスラインをつまむイメージで動かし、2回繰り返す
5.人差し指・中指・薬指の第一関節を使って、耳の下→首→鎖骨の順にリンパを流すイメージでなで下ろす

リンパマッサージ

リンパマッサージは、顎周辺のむくみが気になる方におすすめのマッサージです。リンパの詰まりを改善して、むくみの解消を目指しましょう。

▼リンパマッサージ

1.左手の人差し指をカギの形にする
2.顎先の中心より1cm程度右側の骨の内側に、人差し指の第一関節と第二関節の間の部分を押し当てる
3.指を押し当てた状態で口を8回開け閉めする
4.エラに沿って位置をずらしながら、6カ所程度同じように行う
5.右手の指を使って反対側も同じように行う

フェイスマッサージ

顎下のたるみだけでなく、フェイスライン全体もすっきりさせたい方は、フェイスマッサージを行うのもおすすめです。

▼フェイスマッサージ

1.左手の人差し指と中指で顎先の骨を挟む
2.顎の中央から右耳の下に向かって、リンパを流すイメージで5回さすり上げる
3.左手の人差し指と中指で、首の右横にある胸鎖乳突筋を挟み、耳の下から鎖骨の中心に向かって5回さすり下ろす
4.左手の人差し指と中指で右の鎖骨を挟み、中央から肩方向に向かって5回さする
5.左手の親指以外の4本指で、右耳の下→首筋→肩の順に5回さすり下ろす
6.右手の指を使って反対側も同じように行う

鎖骨リセットマッサージ

鎖骨リセットマッサージは、鎖骨のリンパ節の詰まり改善が目指せるマッサージです。鎖骨のリンパを流して、顎下や首、肩の血流とリンパの流れを促しましょう。

▼鎖骨リセットマッサージ

1.首を右に傾け、左の親指以外の4本指で、のどぼとけ辺りから鎖骨の外側にかけて4カ所程度押す
2.押した4カ所のうち、最も痛みや凝りを感じる部分を中指で押し、首を小さく5回横に振る
3.最も痛みや凝りを感じる部分を中指で押し続けたまま、首を小さく5回縦に振る
4.左手の指を使って反対側も同じように行う

鎖骨リンパマッサージ

鎖骨リンパマッサージも、鎖骨のリンパの詰まり改善に効果的なマッサージです。

▼鎖骨リンパマッサージ

1.首を右に傾けて、左手で右の鎖骨のくぼみをさすり、筋肉を優しくほぐす
2.首を真っすぐに戻して右の鎖骨の内側の中心に近い部分を指で押し、息を吐きながら右腕を10回上げ下げする
3.指で押す位置をやや外側にずらし、同じように腕を10回上げ下げする
4.指で押す位置をさらに外側にずらし、同じように腕を10回上げ下げする
5.反対側も同じように行う

顎下のたるみや二重顎はフェイトレで解消!

顎下のたるみや二重顎が気になるときは、まず原因に気付くことが大切です。「姿勢が悪い」「無表情になっている」など、悪い習慣に気付けば的確なアプローチ方法が分かります。

フェイトレなら特別な道具やスペースも必要なく、すぐに始められる簡単なエクササイズばかりです。毎日少しずつ続けることで顎下のたるみが解消され、スッキリとしたフェイスラインが手に入ります。今日から早速、試してみてください。

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