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- キュッと引き締まったフェイスラインを手に入れる! 顔の筋肉をほぐす「笑顔」トレーニングを紹介
目次
いつまでもハリのある若々しい肌を保ちたいとお考えの女性は多いでしょう。引き締まったフェイスラインは、それだけで魅力を高めてくれます。だからこそ、年齢とともに気になる顔の「たるみ」は見過ごせませんよね。
たるみは、主に筋肉の衰えによって引き起こされます。つまり、たるみを防ぐためには、顔全体をしっかり動かして筋肉を使うことが大切なのです。
今回は、フェイスラインが崩れる原因や、改善するための生活習慣、誰でも手軽にできる「笑顔」を使った表情筋トレーニングなどをご紹介します。この記事を参考に、ハリのある引き締まった肌を目指しましょう。
フェイスラインとは「顔の輪郭」のことで、特に耳下や頬から顎先にかけてのラインを指すことが多いです。フェイスラインが整っていると、顔のパーツが引き立ち、小顔効果も得られます。
一般的に整ったフェイスラインとは、耳下や頬から顎先にかけてのラインがくっきりしていて、顔と首との境界線がはっきりと分かる状態のことです。加えて、耳下や頬から顎先にかけてのラインが自然な丸みを帯びていることも、美しいフェイスラインの条件とされています。いくら顔と首の境界が明確でも、シャープ過ぎると不自然な印象になりやすいです。
一方、顔と首の境界がはっきりしていないフェイスラインは、残念な印象を与えてしまいがちです。顔の下半分がもたつくと、太って見えたり、老けた印象を与えたりすることがあります。実際よりも顔が大きく見えてしまうケースも多いです。
ここからは、フェイスラインが崩れる代表的な原因を4つご紹介します。
フェイスラインが崩れる原因の一つは「むくみ」です。顔がむくむとフェイスラインがぼんやりして、引き締まった印象からは遠のいてしまいます。
むくみとは塩分の過剰摂取やお酒の飲み過ぎによって、過剰に水分がたまってしまうことです。また睡眠不足や冷えによって起こることもあります。特にホルモンバランスの変化が起こる生理前は、体内の水分と塩分のバランスも崩れてむくみが起こりやすいです。
たるみもフェイスラインが崩れる原因になります。
たるみが起こる要因の一つは、表情筋の衰えです。顔には表情筋という筋肉が張り巡らされていて、皮膚や脂肪を支えています。表情筋が衰えると、皮膚や脂肪を支え切れなくなり、その結果たるみが起こります。
また加齢による骨密度の低下や皮下脂肪の減少・下垂も、たるみが起こる要因です。加えて、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を作り出す成分が減少すると、肌のたるみが起こり、フェイスラインにも影響が出てしまいます。
なお無表情でいる時間が長い方は、年齢に関係なく表情筋が衰えやすいので注意しましょう。
肥満もフェイスラインが崩れる原因の一つです。
食べ過ぎや運動不足によって顔に付く皮下脂肪が多くなると、皮膚や表情筋が脂肪の重みを支え切れなくなります。顔全体が下垂してしまうため、フェイスラインがぼんやりとした印象になりがちです。また顎下に脂肪が付き過ぎると、二重顎も目立つようになります。
フェイスラインの崩れは、姿勢の歪みによっても起こります。
猫背で過ごしていると骨格が徐々に歪み、表情筋を正しく使えなくなります。その結果表情筋が衰えるので、たるみが目立つようになり、フェイスラインが崩れてしまいやすいです。リンパの流れも滞るため、むくみも起きやすくなってしまうでしょう。
またスマートフォンを下向きで見ている方や、パソコンを長時間使用している方は、首の自然な湾曲が失われる「ストレートネック」になりやすいです。ストレートネックもフェイスラインをぼやけさせる原因となるので、スマートフォンやパソコンを使用しているときの姿勢にも注意しましょう。
すっきりと引き締まったフェイスラインを手に入れるには、生活習慣を見直すことが大切です。理想のフェイスラインを手に入れるために、これからご紹介する3つのポイントを意識して過ごしましょう。
整ったフェイスラインを手に入れるには、姿勢を改善することが重要です。前述した通り、姿勢が乱れていると、たるみやむくみなどによってフェイスラインが崩れてしまいます。
立っているときの正しい姿勢は、横から見て耳・肩・腰・くるぶしが一直線になっている状態です。目線は前方に向けて顎を軽く引き、下腹部に力を入れて、頭のてっぺんが天井から吊られている状態をイメージしてみてください。
足を組んだり頬杖を突いたり、片足重心で立ったりすると姿勢が歪みやすいので、ご自身の癖をチェックしてみることも大切です。
引き締まったフェイスラインを手に入れるためには、食事改善も重要です。
暴飲暴食は、脂肪の蓄積やむくみによるフェイスラインの崩れを招いてしまいます。栄養バランスを意識しつつ、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように注意しましょう。
また食事をする際は、しっかり噛んで食べることも大切です。噛むことで表情筋が鍛えられるので、たるみによるフェイスラインの崩れを改善できます。咀嚼回数が増えると、満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎによる肥満も予防できるでしょう。
すっきりとしたフェイスラインを目指すなら、隙間時間を使った顔周りの引き締めトレーニングを習慣にしましょう。
顔周りの引き締めトレーニングにはさまざまなものがありますが、今回は「表情筋全体と顎を鍛えるトレーニング」をご紹介します。家事をしているときやスマートフォンを見ているとき、入浴中などに以下のトレーニングを行って、シャープなフェイスラインを目指しましょう。
鏡を持ち、顔や顎の動きを確認しながら行うのがおすすめです。
たるみ予防には、顔全体を動かすのが大切なポイントです。そこで意識したいのが、口の周りをぐるりと囲む「口輪筋(こうりんきん)」です。口の周りから放射状に伸びる表情筋は顔全体に広がっているため、口輪筋を動かすだけで、顔のさまざまな筋肉に刺激を与えてくれます。
逆に、普段から口を動かさないでいると、顔の筋肉が衰えやすく、表情も乏しくなってしまいます。
口の動きこそ、たるみ防止のカギ。毎日の生活の中で意識して動かすことで、顔の筋肉を鍛えましょう。
口を動かす運動にぴったりなのが、笑顔をつくること。顔の筋肉がどれくらい衰えているかをチェックするために、まずは笑顔を10秒間キープしてみましょう。
口角が上がりにくい、唇が持ち上がらず前歯が見えないという人は、顔の筋肉が衰え始めているのかも。さっそく、笑顔トレーニングを開始してみましょう。
用意するものは鏡だけ。手鏡があればベストですが、スタンドタイプや固定された鏡の場合、鏡に映る自分の顔を、背筋を伸ばした状態で確認できるのが理想的です。
4の笑顔をつくるときに、口の端からアゴにかけてのマリオネットラインが出ていたらやり直し。アゴに力が入り過ぎると、かえってシワの原因になってしまうので注意してください。
前歯が出た状態で常に10秒間キープできるように、目標を持ってチャレンジしましょう!
笑顔には、顔の筋肉を刺激するだけでなく、さまざまなメリットがあるようです。口角を上げるだけで、脳の働きが活発になり、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌も促すのだとか。
笑顔トレーニングは1回当たり1分程度の動作なので毎日簡単に取り入れることができます。朝や寝る前の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか?
普段から笑顔で過ごせば、楽しい気分で顔の筋トレもできて、一石二鳥です。笑顔のトレーニングで、ハリのある笑顔美人を目指しましょう。