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「化粧崩れしやすい」「ファンデーションの塊が毛穴にできる」「夕方に顔が疲れて見える」といったお悩みを抱えていませんか。もしかしたら「開いた毛穴」が原因かもしれません。
開き毛穴の多くは皮脂の過剰分泌が原因といわれていますが、ニキビが気になってついつい潰してしまったり小鼻の角栓を指で押し出してしまったり、シートで剥がすタイプの鼻パックを利用していたりすることでも大きくなってしまいます。しかも、年齢を重ねるとそれがたるみ毛穴になる恐れもあるのです。
今回は、画像肌診断による「開き毛穴」のチェック方法やスキンケアのポイントをご紹介します。
開き毛穴をチェックするには、スマートフォンで撮影するアプリの画像診断や百貨店のコスメカウンターにある画像肌診断を活用してみてください。高精細のカメラで撮影した画像を基にしみの色や大きさ、形を判別したり毛穴の数や形、凹凸を読み取ったります。機器によっては、隠れしみの数や分布を確認したりアクネ菌の量を解析してニキビリスクを判定したりすることも可能です。
百貨店の画像肌診断サービスなら、診断結果を見ながらビューティーアドバイザーの方が説明してくれるので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
毛穴は大きさや凹凸から、要注意のものだけを抽出して色付けできる機能が多いです。ドットの数や分布している場所などの傾向が一目で分かるでしょう。特に注目するべきなのは、集中している箇所と広がっている箇所の2つです。
例えば小鼻や小鼻周辺の頬、眉間周辺などに集中している場合、そこが特にダメージを受けている場所やケアが必要な毛穴の場所ということになります。
全体的にまんべんなく毛穴のマークが付いている場合は、全体的にダメージを受けている状態といえます。洗顔時に強くこすり過ぎていないか、顔をよく触る癖がないか、紫外線対策は行っているかなど、日々の生活を振り返ってみてください。
開いた毛穴をきれいにするために、ピーリングや特別なエステに通っている方もいるでしょう。実は毎日のスキンケア習慣を見直すことも重要です。ここでは、開き毛穴のケアに直結するスキンケアのポイントをご紹介します。
開いた毛穴はダメージを受けやすいのに加えて汚れもたまりやすいので、しっかりめに洗顔したくなりますが、それがかえってダメージになってしまう場合があります。洗顔フォームはしっかりと泡立てる、38℃程度のぬるま湯で洗い流す、たっぷりの保湿をする、といった基本の洗顔を繰り返し行うことで、お肌本来の美しさを取り戻しましょう。
メイクを落とした後洗顔前にホットタオルを当てると、毛穴が緩んで角栓をきれいにしやすくなるので、ぜひ試してみてください。
食器の油汚れと同様に、ファンデーションは油脂が使われていますので、クレンジングでしっかりとメイクをオフする必要があります。ファンデーションを使わないとしても、ご自身のお肌から出ている皮脂を落とすために、クレンジングは必須です。また、忘れがちですが日焼け止めを塗っている場合も、クレンジングで毛穴汚れをしっかりと落としましょう。
クレンジングもオイル、クリーム、ジェルとさまざまな種類があります。一般的にはクリームやミルクタイプだと低刺激で、オイルや拭き取りタイプだと刺激が強めといわれています。肌のタイプやメイクの濃さに合わせて、使い分けしてください。
「肌の表面がごわついているな」と感じる方は、クレンジングの前後で蒸しタオルでお肌表面を1分ほど温めてあげると、汚れや取れやすくなったりその後の化粧品の浸透を助けたりしてくれます。
クレンジングの後はたっぷりの泡で洗顔をしましょう。ネットなどを使って両手で持てるくらいの泡(ソフトボール大)を作ってください。
こすり過ぎは厳禁ですが、特に毛穴が開いているところは、他の部分の1.5倍くらいマッサージや汚れを取るのに時間をかけてみてください。薬指を使って優しく、くるくると回すように汚れを落としてみてください。
しっかり洗顔したら、たっぷり保湿剤を塗りましょう。特に毛穴が気になるところは重ね付けしてもOKです。あらかじめ画像肌診断でケアする場所が分かっているとケアしやすいです。
特に小鼻周りは化粧水や美容液の塗り忘れがあったりするので、指の腹でしっかり押さえるように塗ってください!
毛穴ケアは継続がとても大切です。継続は力! です。
とはいえ、ハードな毛穴ケアを毎日することはおすすめできません。例えば生理前後のゆらぎ肌はとてもデリケート。そのタイミングで毛穴専用のピーリングや洗浄といった毛穴ケアをすると、かえって毛穴が開いてしまう原因にもなります。
体調やホルモンバランスの変化などに注意して、安定したタイミングで毛穴ケアをしてくださいね。
ここでは、開き毛穴に関してよく耳にする疑問やお悩みをご紹介します。
開き毛穴が元に戻るかどうかは、毛穴の状態によって異なります。そこまで深刻な状態でなければ、正しいお手入れを継続することで徐々に目立たなくなっていきます。
ただし毛穴自体をなくす・消すことはできないので、あくまでも気にならなくなる状態は目指せると理解しておきましょう。
開き毛穴への対処はホームケアが中心になりますが、「どうしても改善しない」「開き毛穴がつながってしまっている」といった状態の場合は、美容皮膚科に相談してみましょう。美容皮膚科は医師が毛穴や肌の状態を見極めて、医療用のレーザーやピーリングの機械を使った治療を提案します。
頬は顔のパーツの中でも目につきやすいので、開き毛穴を早く何とかしたいと考える方も多いでしょう。先述した通り、開き毛穴に有効なのは正しい洗顔を継続することです。強い摩擦は開き毛穴をさらに目立たせてしまうので、洗顔時は特に注意してください。
またターンオーバー促進作用のある食材を意識して取ることも重要です。皮脂量が多いと毛穴が大きくなりやすいのですが、ターンオーバーが活性化すれば角質が詰まりにくくなるので、毛穴が目立つのを抑えられます。
ターンオーバーの促進にはたんぱく質とビタミン類が有効です。肉類やかぼちゃ、卵などを食生活に取り入れましょう。
毎日コツコツとお手入れを続けていても、見た目でしか判断できないため改善した気がせず、不安を感じることもあります。そんなときには、画像による肌診断を上手に使ってください。
画像診断の情報があれば日頃のお手入れも的確に行える上に、美容のプロからアドバイスも受けられるので、やみくもに自己流でスキンケアをする必要もなくなります。画像診断を定期的に受ければお肌の変化がよく分かるので、美容へのモチベーションがさらにアップします。便利なチェックデバイスやサービスを活用して、肌ケアを続けてみてください。