オンラインイベント

今日からできる肌荒れを治す5つの方法を解説! 肌荒れの原因と改善のポイントとは?

公開日:2021.02.22
更新日:2025.03.12
 

「化粧ノリが悪い」「なんだか肌の調子が良くない」

肌の調子が悪いと何をするにも気分が上がらなかったりするので、できるだけ早く改善したいですよね。

肌荒れの改善には、そもそもなぜ肌荒れが起きるのかを正しく理解し、原因を踏まえてケアを行うことが大切です。そこで今回は、肌荒れの原因とその改善方法について詳しくご紹介していきます。

肌荒れの主な原因5つ

なぜ肌荒れが起こってしまうのでしょうか。肌荒れの主な原因を5つご紹介します。

睡眠不足

肌荒れの原因の一つは、睡眠不足です。

睡眠中は細胞の再生・修復を促す成長ホルモンの分泌が活性化され、肌のターンオーバーが促進されるタイミングです。睡眠がしっかり取れていないと、成長ホルモンの分泌が減ってしまうため、肌のターンオーバーが乱れてしまって、肌荒れを引き起こしてしまいます。成長ホルモンの分泌を促すには、単に睡眠時間を確保するのではなく、睡眠の質を高めることが大切です。

また慢性的な睡眠不足になると、自律神経のバランスも乱れてしまいます。自律神経が乱れると、ターンオーバーのサイクルが乱れる他、皮脂の過剰分泌や血行不良が起こるので、より肌荒れが起こりやすくなってしまうでしょう。

紫外線

紫外線によるダメージも、肌荒れを引き起こす原因の一つです。

肌には本来バリア機能が備わっており、このバリア機能のおかげで、外部からのさまざまな刺激から肌を守れます。しかし紫外線によってダメージを受けると、バリア機能が低下して、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。すると、紫外線を含めた外部からの刺激を肌がダイレクトに受けてしまうため、肌荒れが起こってしまいやすいです。

バリア機能が低下すると肌の水分も蒸発しやすくなるので、後述する乾燥による肌荒れも起こりやすくなってしまいます。

乾燥

乾燥も肌荒れを引き起こす原因の一つです。

乾燥は気温や湿度の変化、栄養不足、不規則な生活習慣などによって引き起こされます。肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下してしまうため、外部からの刺激を受けやすくなって、肌荒れが起こってしまいやすいです。

また年齢を重ねると、肌の潤いに欠かせないセラミドといった細胞間脂質や天然保湿因子が減少します。肌が適切に水分を維持できなくなり、さらに乾燥が起こりやすくなるでしょう。

加えて、加齢により女性ホルモンの分泌量も低下します。女性ホルモンは皮脂の分泌にも関わっている物質です。皮脂の分泌が十分に行われなくなることによっても、肌のカサ付きが気になるようになってしまうでしょう。

乾燥が悪化すると、より外部からの刺激に敏感になってしまうため、炎症やかゆみを伴う肌トラブルに見舞われてしまうこともあります。

食生活

食生活の乱れも肌荒れを引き起こします。

美肌を維持するには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。栄養バランスが偏っていると、肌のターンオーバーや水分保持に必要な栄養が不足してしまうため、肌荒れが起きやすくなってしまいます。過度なダイエットをしている方や忙しくて食事を抜いている方は、特に栄養が偏りやすいので注意してください。

インスタント食品やファストフードといった脂質を多く含む食品、ケーキやお菓子などの糖質が多い食べものを食べ過ぎている方は、皮脂の過剰分泌が起こりやすくなるため、ニキビなどの肌荒れを引き起こしやすいです。コーヒーやエナジードリンクなどカフェインの多い飲料、香辛料を多く含む食品も、過剰な皮脂分泌を促す原因です。

また食生活が乱れていて腸内環境が悪化すると、腸内の悪玉菌が作り出す毒素によって、さらに肌荒れが起こりやすくなります。

スキンケア

肌荒れを改善するために行っているスキンケアも、正しい方法で行っていなければ、肌荒れの原因になる可能性が高いです。

例えば、肌をゴシゴシ洗ったり拭いたりすると、肌が摩擦によるダメージを受け、バリア機能が低下してしまいます。古くなった角質を落とし、ターンオーバーの改善に効果が期待できるピーリングも、過度にやり過ぎると肌荒れの原因となってしまいます。

一日に何度も洗顔したり、洗顔時に熱いお湯で洗ったりするのも、バリア機能を低下させる原因です。また洗顔がきちんとできていなくてすすぎ残しがあると、化粧水や美容液を付けても浸透しないので、スキンケアによる効果をしっかりと感じられません。しっかり浸透させようと、過度の力を入れて化粧水や美容液を塗り込むと、摩擦によるダメージを受けてしまいます。

スキンケアを行っても肌荒れが改善しない場合は、スキンケア方法が間違っているかもしれません。ご自身のスキンケア方法が正しいかを見直してみましょう。

肌荒れを改善するためのポイント

肌荒れを改善するには、肌荒れの原因にアプローチする必要があります。そこでポイントとなるのが、肌のバリア機能を向上させることと、ターンオーバーを正常に整えることの2つです。詳しく見ていきましょう。

肌のバリア機能

肌のバリア機能とは、肌の表面にある角質層の働きのことで、花粉といったアレルゲンなどの異物の侵入や紫外線といった外部からの刺激、水分の蒸発を防ぐといった機能のことです。正常な肌では水分が十分に保たれているため、角質層のバリア機能が外部刺激から肌を守ってくれます。しかし、バリア機能が低下した肌では肌から水分が蒸発し、乾燥してしまうことで紫外線や花粉など外部からの刺激を受けやすくなり、肌荒れを起こす原因となることがあります。

ターンオーバー

ターンオーバーとは、ある一定のサイクルで、肌の古い細胞が新しい細胞に入れ替わることです。肌は表面から順に表皮、真皮、皮下組織と大きく分けて3層構造になっています。さらに表皮は4つの層に分かれており、表皮の一番下の基底層という部分で新しい細胞が作られ、徐々に上に押し上げられていきます。そうすると一番外側の古い角質が剥がれ落ち、新しい細胞と入れ替わります。これがターンオーバーの仕組みです。なお、新しい細胞の生成から角質が剥がれるまでは、おおよそ6週間といわれています。

このターンオーバーが乱れるとバリア機能の低下につながるため、肌荒れを起こす原因となります。

肌荒れを改善する方法

肌荒れの原因や仕組みを理解したところで、続いては肌荒れを改善する方法について説明していきます。

肌に触れるものを清潔にする

肌に直接触れる寝具や、洗顔後に顔を拭くタオルなどから細菌が肌に侵入する場合があります。タオルは毎回変え、枕カバーやシーツなどは週に1回ほど洗濯し、布団も定期的に干すのが良いでしょう。

また化粧をする方は、メイクグッズの使用やクレンジングをする際には十分注意しましょう。メイクブラシやパフは日々使用していくと汚れていくので、不衛生なまま使い続ければ肌荒れにつながることもあります。さらにクレンジングの際、日焼け止めやファンデーションを十分に洗い落とせていなかったりすると、こちらも肌荒れにつながることがあるので、しっかりと汚れを洗い流しましょう。

ただし、誤った洗顔を行うとかえって肌荒れにつながる可能性があります。例えば、強い力でこするように洗ってしまうと、肌にダメージを与えてしまいます。そのため、十分に泡立てた洗顔料で肌を包み込むように洗い、ぬるま湯で優しくすすぐようにしましょう。

スキンケア

洗顔後の肌は乾燥しやすいため、化粧水で水分を与えてから乳液やクリームでしっかりと蓋をするように保湿することがポイントです。

また保湿におすすめの成分としては、皮脂の過剰な分泌を防ぐビタミンB2やB6、高い保水力を持つヒアルロン酸やプラセンタなどが挙げられます。特にプラセンタには水分を保持する役割を持つアミノ酸が多く含まれているため、保湿効果が大いに期待できます。

さらに、プラセンタケアの中でもおすすめはダイレクトに実感できる高濃度のエキス。プラセンタ配合と謳っていても、実際にはどれだけのプラセンタが配合されているのかわからないケアが多いですが、高濃度のエキスであれば基本的に美容成分が希釈されていない原液の状態であるため、より高い効果が期待できるといえます。

紫外線ケア

紫外線がシミの原因となるというのは馴染み深いと思いますが、実は肌のバリア機能を低下させ、炎症を引き起こす原因にもなります。紫外線は時期にかかわらず年中降り注いでいるため、日焼け止めクリームは常用する習慣を付けることをおすすめします。

また紫外線は、家の中にいても窓を通して入ってくるため、外出の際だけ気を付けていれば良いということでもありません。室内にいても日焼け止めを塗ったり、紫外線カットの効果があるカーテンを窓に取り付けたりするなどの対策を行うのが良いでしょう。

万が一、日焼けなどで炎症が起こってしまった場合は早めに冷やし、抗炎症成分が入った化粧水などを使用してケアしましょう。

十分な睡眠や栄養バランスの取れた食生活

体を内側から整えることも重要です。前述の通り、肌荒れはターンオーバーの乱れや肌のバリア機能の低下が原因となります。これらの機能を正常に整えるためには、質の良い睡眠を取り、栄養バランスをしっかりと考慮した食事へと改めることが大切です。栄養素としてはビタミン類、タンパク質、鉄分を摂取すると良いといわれています。

期待できる効果 食材
ビタミンB2
  • 皮脂の分泌を制御する
  • レバー、牛乳など
ビタミンB6
  • ターンオーバーを正常に整える
  • 赤身の魚や脂身のない肉など
ビタミンC
  • 抗酸化作用
  • コラーゲンの生成に役立つ
  • ピーマン、ブロッコリー、柑橘類など
ビタミンE
  • 抗酸化作用
  • アーモンドなど
鉄分
  • コラーゲンの生成に役立つ
  • レバー、ひじきなど
タンパク質
  • コラーゲンの生成に役立つ
  • 肉類、魚類、大豆製品など

適度な運動

適度な運動もターンオーバーを促進するために良いといわれています。また、汗をかくことで肌の水分が増し、毛穴に溜まった皮脂や老廃物を排出してくれたり、角質を柔らかくしてくれたりすることも期待できます。

中でもジョギングなどの有酸素運動は血の巡りを良くしてくれ、栄養素を行き渡らせてくれるためおすすめです。ただし、初めから激しい運動をするよりも、外出するときは徒歩や階段、一駅余分に歩くなどといったことを心掛け、無理なく少しずつ運動を続けることが大切です。

まとめ

肌荒れの原因は、肌のターンオーバーの乱れやバリア機能の低下であることをご説明しました。原因は、誤ったスキンケア、身の回りを清潔にできていない、紫外線対策を十分に行っていないといった外的な要因から、食生活の乱れや運動不足などの生活習慣までさまざまです。

そのため、肌荒れ改善のためには、保湿をしっかりと行う、日焼け止めを塗る、栄養バランスの取れた食事をする、適度に散歩をするなどの行動を心掛けましょう。

Facebook X Instagram LINE