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皮脂は、皮膚を守るために欠かせません。若い頃は、ニキビや化粧崩れなどの原因にもなりますが、年齢を重ねた肌では、皮脂量の減少によってトラブルが起こりやすくなってしまいます。
今回の記事では、若々しい潤いのある肌を保つために、毎日のお手入れで対策を始めるにはどうすれば良いのかおすすめのスキンケア方法をご紹介します。
皮脂が減少する原因は、加齢や空気の乾燥、ストレス、紫外線からのダメージ、化粧品などさまざま。中でも、特に多くの女性を悩ませているのが加齢の影響です。
女性は、もともと男性に比べて皮脂腺が小さく、皮脂量が少ないといわれています。そのうえ、30代以降は、年齢とともに皮脂のバランスを整える女性ホルモンの分泌が減少し始め、皮脂が不足しやすくなってしまいがち。
そのため、年齢とともに減っていく皮脂の分泌に、意識して働きかけることが大切なのです。
では、皮脂が不足してしまうと、肌にどのような影響が出てくるのでしょうか。まずは、皮脂が持つ主な役割からみてみましょう。
通常、肌は、皮脂が汗とほどよく混ざって皮脂膜という水分の蒸発を防ぐ薄い膜を作ります。
この皮脂膜があることで、乾燥やほこりなどの外部ダメージから肌を守り、潤いを逃さないのです。
皮脂は、保湿作用だけでなく、肌を保護する役割ももっています。
乾燥などで皮脂が減少し、バリア機能が乱れていると、ほこりや大気の汚れなど、ちょっとしたことで肌はダメージを受けやすくなります。
そこで、皮脂のバランスの整え、皮膚をなめらかにして滑りやすくすることで、さまざまな外的ダメージから肌を守るのです。
皮脂は、紫外線などの外的ダメージから肌を保護するだけでなく、細菌や汚れなどから肌を守る、抗菌作用ももっています。
これは、人間の体内にもともと備わっている自然免疫の働きで、正常な皮脂量を保つことで作用します。
皮脂が不足すると、肌内部の水分が蒸発してしまいやすくなり、乾燥を引き起こしています。
さらに、肌が乾燥すると肌のバリア機能自体も弱まってしまうため、肌荒れなどのさまざまなトラブルを招いてしまうことにもつながるのです。
また、肌のバリア機能が弱まると外部から刺激を受けやすくなり、かゆみや赤みなどが出てしまうこともあります。
年齢とともに失われる皮脂量を適切に保つには、日頃のお手入れが重要です。皮脂不足を感じたら、まずはスキンケア方法を見直してみましょう。
朝晩ともに洗顔料を使っている場合は、皮脂を落とし過ぎているかもしれません。秋から冬にかけては、特に皮脂が分泌されにくくなる季節。夏と同じ洗顔を続けていると、肌が乾燥してしまいます。
潤い不足を感じた朝は、ぬるま湯でやさしく洗い流すだけでOK。肌が必要とする皮脂を残しながら、肌に付着した汚れを落とせます。
洗顔後の肌は、特に水分が蒸発しやすい状態。スキンケアをしないまま放置してしまうと、どんどん肌内部の水分が失われていってしまいます。
そのため、洗顔後や入浴後は肌に少し湿った感じがあるうちに、しっかりとお手入れをするようにしましょう。
洗顔後の肌は、特に水分が蒸発しやすい状態。スキンケアをしないまま放置してしまうと、どんどん肌内部の水分が失われていってしまいます。
そのため、洗顔後や入浴後は肌に少し湿った感じがあるうちに、しっかりとお手入れをするようにしましょう。
乾燥肌の方がスキンケア化粧品を選ぶ際は、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか。2つのポイントをご紹介します。
乾燥肌の方がスキンケア化粧品を選ぶ際は、肌への刺激が少ない製品を選びましょう。
乾燥肌の方は、肌が本来持っているバリア機能が低下しているので、外部からの刺激を受けやすい状態になっています。そのためスキンケア化粧品の刺激が強いと、それが原因で肌荒れを起こしてしまうかもしれません。
乾燥肌向けや敏感肌向けのスキンケア化粧水は、刺激が強い成分を配合していないものが多いです。アルコールや合成香料・合成着色料、防腐剤、シリコン、石油系界面活性剤、鉱物油などは、肌に刺激が強い成分なので、避けるようにしてください。
乾燥肌の方がスキンケア化粧品を選ぶ際は、保湿成分が豊富に配合されているかどうかを確認することも大切です。
高保湿のスキンケア化粧品なら、潤いを失った肌にしっかりと水分を補えます。また水分を補っただけでは蒸発してしまうので、乳液やクリームも高保湿のものを選び、化粧水で補った水分をしっかりと肌に閉じ込めましょう。
以下のような成分は、高い保湿効果が期待できます。
洗顔後の肌は、特に水分が蒸発しやすい状態。スキンケアをしないまま放置してしまうと、どんどん肌内部の水分が失われていってしまいます。
そのため、洗顔後や入浴後は肌に少し湿った感じがあるうちに、しっかりとお手入れをするようにしましょう。