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肌の「キメ」を整えて、目指せ美肌! キメが乱れる原因とスキンケアのポイントを解説

公開日:2021.06.17
更新日:2025.03.19
 

高い化粧品を使ったり良いといわれているアイテムを使ったりと、いろいろな方法を試してみたけれどお肌がきれいにならない、と悩むことはありませんか? その肌、もしかすると「キメ」が整っていないかもしれません。

今回は「肌のキメ」が乱れてしまう原因と美肌に近づけるためのスキンケアのポイントを徹底解説します。

美肌の条件は「肌のキメ」

肌をきれいにしたいと思ったときに、多くの方はしみやしわ、くすみなど今ある肌の悩みを改善しようとするのではないでしょうか。

しかし美肌を目指すなら、まず「肌のキメ」を整えてあげることが一番の近道なのです。

そもそも肌のキメとは?

肌のキメとは、皮溝(ひこう)という溝と皮丘(ひきゅう)という膨らみでできた凹凸のことです。健康できれいな肌は皮溝と皮飛が規則的な形になっており、細かいほど「キメが細かい、整っている」といわれます。

皮溝は浅く細い状態が良いとされ、皮丘は膨らみが小さく弾力がある状態が良いとされているので、遠目からみても凹凸は分かりません。そのためキメが細かい肌は陶器肌などとも呼ばれます。

肌のキメが乱れる原因

肌のキメが粗くなってしまう原因はさまざまなものが挙げられますが、肌のターンオーバーが乱れることが大きな理由です。ではどういった要因で肌のターンオーバーが乱れてしまうのでしょうか。代表的な3つの原因について解説します。

摩擦などの皮膚への刺激

肌は摩擦やマッサージ、紫外線などの外的刺激に弱く、ダメージを受けやすいです。ダメージが蓄積してしまうと肌のターンオーバーが乱れやすくなります。

以下のような行動がご自身に当てはまるかどうかを確認してみましょう。

  • 洗顔時に汚れを落とすためゴシゴシとこすってしまう
  • タオルで強く拭いてしまう
  • クリームやオイルといった潤滑剤なしにセルフマッサージを行っている
  • 顔に触る癖がある
  • 日焼け止めなどをあまり塗る習慣がない

一つでも当てはまるものがあれば、無意識のうちに肌へダメージを与えてしまっているかもしれません。肌のキメが乱れると、肌バリアが低下してしまい毛穴が目立ってしまったり、しわが深くなってしまったりするので要注意です。

乾燥

肌のバリア機能が低下していると、肌の内部を守ろうとターンオーバーが必要以上に早まってしまうことがあります。すると、保水機能が未熟な角質細胞ができてしまい、肌の乾燥が進んでしまいます。肌が乾燥状態になると、皮丘がしぼんでしまい皮溝の幅が広がったり深くなったりして、いわゆるキメが粗い状態になってしまうのです。

乾燥と聞くと秋・冬の季節的な要因が大きいイメージがありますが、冷房や空調の影響で一年を通して肌が乾きやすいです。肌を触ってざらつきを感じる場合は、肌の乾燥が進んでいるので、早めに保湿ケアをする必要があります。

年齢

肌のターンオーバーは約28日周期で繰り返し行われます。ただし年を重ねるとこの周期がだんだん遅くなっていくので、古い角質が残ったままになってしまいがちです。ターンオーバーが滞ると、角質が分厚くなり肌がごわついた触感になりキメが粗い肌になってしまいます。また小じわが目立ってきたり、メラニンが排出されずにしみとして蓄積したりするので、老けた印象になりやすいでしょう。

キメの整った肌はしみやしわも目立ちにくく

肌のキメが整うと、ふっくらとハリ・つやのある状態になるため、しみやしわも目立ちにくくなります。しみやしわが目立ちにくくなると、明るく若々しい印象を与えられます。

肌表面がなめらかになるので、透明感もアップしてメイクのノリも良くなるでしょう。

キメを整えるには? スキンケアのポイント

では、どうすればキメの整った肌を目指せるのでしょうか?

まずは「クレンジング」が重要

肌のキメを整えるなら、まずはクレンジングを見直して毛穴の奥に詰まった汚れをしっかりと取り除いてあげることが大切です。

先述した通り、年齢を重ねるとどうしてもターンオーバーの周期が乱れて排出力が弱くなってしまうため、ご自身ではきれいに洗えているつもりでも、毛穴に汚れが詰まっていることがあります。すると詰まった毛穴の奥から皮脂が出て、脂だまりのようになってしまいます。

2〜3日に1回、美顔器でディープクレンジングを

通常のクレンジングでは、毛穴の奥の汚れまでしっかり取り除くことは難しいため、美顔器のクレンジングモードなどを併用するのも方法の一つです。

毎日行うとかえって肌への刺激になってしまうので、2〜3日に1回、美顔器でのディープクレンジングを取り入れてみましょう。毛穴をきれいにした後だと、肌にしっかりとスキンケア成分を行き届けられるようになり、保湿効果を高められます。

美顔器の代わりに酵素洗顔を使うのも◎

美顔器をお手持ちでない方は、毛穴に詰まった皮脂や古い角質を取り除いてくれる酵素洗顔を使用するのがおすすめです。酵素洗顔とは、皮脂やたんぱく質を分解する酵素の働きを利用した洗顔料のことです。古い角質や皮脂の詰まりがなくなるので、保湿剤の浸透力が高まったりつややかな肌になったりすることが期待できます。酵素洗顔の他にも、拭き取り化粧水などで残っている汚れを取り除くのも有効です。

洗顔やクレンジングなどを選び直してみる

ずっと使い続けているスキンケアアイテムも、「なんだか効果を感じられなくなってきた」「肌の調子が悪い」などと感じるようであれば、思い切ってアイテムを選び直してみてください。

例えば、今まで「自分は脂性だ」と思い込んでいる方でも、意外と保湿が足りなかったということがよくあります。また加齢による肌の変化に合わせてスキンケアアイテムもバージョンアップしていく必要があります。ご自身の肌の状態を適切にチェックしたり、適したスキンケアアイテムを選ぶのが難しいと感じるなら、肌診断を受けに行ったり美容のプロに相談してみたりするのもよいでしょう。

肌のキメを整えて美肌を目指そう

年齢を重ねると、さまざまな肌の悩みが出てきます。それぞれ原因や対処法が異なるので、自己流でいろいろ試してみてもあまり効果を感じられないという方も多いのではないでしょうか。

美肌の基本は「肌のキメ」。今回紹介した肌のキメが乱れる原因やスキンケアのポイントを参考に、ご自身の肌に合ったスキンケアを取り入れてみて、少しずつキメを整えていきましょう。

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