美しさに大きく差がついたのは毎日のスキンケアが原因かも。肌のコンディションがゆらぎがちな方へ
肌荒れ、しわ、くすみ、たるみ、毛穴、乾燥、黒ずみ…
年齢を重ねるごとに肌トラブルは複雑化し、これまでと同じスキンケアだけでは誤魔化せなくなってきます。
大人の肌悩みにアプローチするために、健やかで元気な肌を土台(※1)からサポートするエクソソーム(※2)美容液を取り入れてみませんか?毎日のスキンケアに+αをすることで、肌が本来もつ機能をサポートし、さまざまな肌の悩みを解決してくれます。
肌にハリを与え、透明感(※3)のある若々しい肌を目指しませんか?
※1角層のこと
※2ヒト脂肪由来葉系細胞エクソソーム:整肌成分
※3うるおってキメの整った肌のこと
・近畿大学 客員教授 ・日本抗加齢医学会 理事長 ・日本皮膚科学会 専門医 ・日本アレルギー学会 専門医 ・日本東洋医学会 専門医・指導医 ・日本化粧医療学会 理事長
山田 秀和
近畿大学客員教授。日本抗加齢医学会理事長。日本皮膚科学会専門医。日本アレルギー学会専門医。日本東洋医学会専門医。近畿大学医学部卒業後、同大学院医学科博士課程修了。2007年、近畿大学アンチエイジングセンターを創設。同センター副センター長、近畿大学奈良病院皮膚科教授を歴任。老化時計(Aging Clock) など生物学的年齢計測技術を用いて、老化速度のコントロールや若返りの治療・研究や臨床試験に携わっている。
目次
シワやたるみが気になり始めた時、そのメカニズムを知って対策を進めることが若々しい見た目を維持する大切なポイントです。
実は、肌のシワやたるみには標準化されたグレード(段階)があります。ご自身の肌がどれくらい老化しているのかが分かれば、適切なケアを選び、効率よくエイジングケアを進められるのです。
そこで今回は、日本抗加齢医学会の理事長を務める山田秀和先生ご監修のもと、肌画像解析・美容アドバイザーの楠本文恵さんに「肌の状態に合わせたエイジングケアの方法」について教えていただきました。
どうしてシワやたるみができるの?
肌の老化状態に合ったシワ・たるみのケア方法とは?
肌のアンチエイジングに「骨」が重要な理由
そもそも、どうして加齢するとシワやたるみができてしまうのでしょうか?肌が老化する原因を知り、適切な対処方法で肌老化にストップをかけていきましょう。
「小ジワ」は、肌荒れから始まるものと考えられています。
睡眠不足や紫外線の影響など……何らかの影響で肌が炎症を起こし、キメが乱れるところから始まるのです。一過性の肌荒れなら問題ありませんが、そのまま肌荒れによるキメの乱れが続くと「小ジワ」に進行していきます。
加齢によってシワやたるみが進行しやすくなるのは、ターンオーバーが遅くなるからです。
若いときは28日周期でターンオーバーするといわれており、肌細胞は定期的に新しく生まれ変わります。肌荒れが起こっても、すぐに肌が生まれ変わるのでシワに進行しないのです。
しかし30代以降になると、ターンオーバーが40〜50日周期になります。肌がダメージを受けても、ターンオーバーが遅いのでなかなか再生されません。
たるみは、頭蓋骨の骨粗しょう症が影響していることも分かってきています。
日本人女性の平均的な閉経年齢は51歳前後ですが、閉経してから約2年ほどで骨粗しょう症が進む傾向にあります。閉経してから骨粗しょう症が進む約2年間に、容貌の変化が激しく起こるようです。
骨粗しょう症をできるだけ遅らせることで、たるみを予防できると考えられます。生活習慣の改善やビタミンDとカルシウムのサプリメント摂取、食事でのタンパク質摂取、必要に応じてホルモン治療など、更年期〜閉経までにさまざまな対策をしておくことがたるみ予防に有効です。
肌老化の進み方には、ある一定の規則性があると考えられています。自分の肌がどれくらい老化しているのか知りたいときは、ここで紹介する「肌グレード」を基準にするのがおすすめです。
「肌グレード」によってスキンケアのアプローチ方法も変わってくるので、自分に合ったコスメを選ぶときの参考にしてみてください!
日本香粧品学会では、小ジワの指標として「肌グレード」という指標を公表しています。
このグレードは、大手化粧品メーカーも使用している老化の指標です。目尻のシワを基準にして、グレード0〜7までの段階で老化の状態を表しています。
グレード0 | シワはない |
グレード1 | 不明瞭な浅いシワがわずかに認められる |
グレード2 | 明瞭な浅いシワがわずかに認められる |
グレード3 | 明瞭な浅いシワが認められる |
グレード4 | 明瞭な浅いシワの中に、やや深いシワがわずかに認められる |
グレード5 | やや深いシワが認められる |
グレード6 | 明瞭な深いシワが認められる |
グレード7 | 著しく深いシワが認められる |
日本抗加齢医学会の山田秀和先生は、小ジワが進行すると「大ジワ」「たるみ」に進んでいくと考えられているそうです。
▼シワの変遷
①肌荒れ |
最初は肌の表皮が乱れ、それが進行すると肌深部のエラスチン構造に影響して「小ジワ」になります。
さらに進行すると皮下組織が乱れ、溝が深くなっていくのが「大ジワ」です。骨や筋肉まで衰え、そこに皮下脂肪がつくと「たるみ」に進行してしまいます。
また、毛穴の状態から「たるみ」を観察することもできるようです。
通常は真円の毛穴が、楕円形の「たるみ毛穴」になり始めたらたるみが始まるサイン。そこからほうれい線やマリオネットライン(口角から下方向に伸びているシワ)が深くなることで、本格的な「たるみ」に進行するのではないかとも考えられています。
山田秀和先生によると、「たるみ」が進行すると皮下組織に影響するため、もとに戻すのが難しくなってしまうそうです。
老化すると骨と筋肉が衰え、代謝不良によって皮下脂肪が増加し、支えられなくなった筋膜が伸びてしまいます。すると重力に逆らえずに下垂し、たるみが進行して老化した印象が加速していくのです。
ここまで皮下組織が衰えてしまったら、化粧品やサプリメントなどのホームケアで改善するのは困難であると考えられます。美容サロンの専門的な施術を受けるか、美容クリニックの治療を受けるのが改善への近道です。
顔のたるみを改善したい!ホームケアや美容皮膚科の活用方法を医師が解説
肌老化に気づいたら、できるだけ早めにケアをすることが大切です。ご自身に合ったケアを行い、シワやたるみが進行するのを防ぎましょう!
肌老化の初期段階であれば、スキンケアやサプリメントで改善できます。
肌荒れやキメの乱れには、保湿を徹底して表皮をケアしてみてください。サプリメントを使うなら「プラセンタ」「ウロリチン」など、細胞を活性化できるような成分が効果的です。
浅いシワがわずかに認められるような段階でも、キメを整えることで目立たなくなります。浅いシワが気になる段階なら、美顔器や酵素洗顔などで角質ケアを行うのもおすすめです。
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キメの方向が長く、深くなっていくと「小ジワ」と認定されるような段階に入ります。
「小ジワ」が認められる場合は、エラスチン構造を補うスキンケアやサプリメントを使ってみてください。「小ジワ」が細胞の深くまで下がってしまうと、真皮が乱れて「大ジワ」「たるみ」に進行してしまいます。
「エラスチン」と一緒に「コラーゲン」が入ったコスメやサプリメントを使うのもおすすめです。2つの成分を一緒に取り入れることで、肌のハリ感をサポートする効果が期待できます。
肌のアンチエイジングというと、保湿や紫外線ケアなどが思い浮かぶのではないでしょうか?
しかし、もっと本格的に肌のアンチエイジングを行うなら「骨」の強化が重要です。とくに閉経前後の女性は骨がもろくなりやすく、そこから筋肉や筋膜が衰えてたるみに進行してしまいます。
たるみの原因は骨・筋肉・筋膜の衰えなので、根本的に「骨」を強化することが大切です。
骨が弱くなっていると、その周りの筋肉や筋膜が引き締まりません。いくらサプリメントやEMSでケアしても、骨が弱いと十分な効果は得られないのです。
まずは骨を強化して、ベースの骨格を整えることから始めてみてください。まずは骨を丈夫にしてから、スキンケアや施術など次のステップに進みましょう。
骨の強化には「カルシウム」の摂取が効果的です。
▼カルシウムが豊富な食材
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「カルシウム」を摂るとき、「ビタミンD」が不足していると吸収が悪くなってしまう場合があります。「カルシウム」の吸収率を上げるためには、ビタミンDが豊富な食材と一緒に摂るとよいでしょう。
▼ビタミンDが豊富な食材
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「カルシウム」はサプリメントでも摂れるのですが、摂りすぎると腎機能障害などのリスクが高まる可能性があります。そのため、できるだけ食べ物からバランスよく摂るのがおすすめです。
また「リン」と一緒に摂るとカルシウム吸収が阻害されるため、「リン」を多く含む加工肉やインスタント食品は控えましょう。
加齢によって自然にできると思われていたシワやたるみですが、実は肌荒れが原因ということが分かりました。
加齢によって「シワ・たるみ」が進行しやすいのは、ターンオーバーが遅くなることで古くなった細胞が残りやすくなるからです。つまり肌荒れやターンオーバーのケアに取り組めば、シワやたるみにストップをかけられます。
また、もっと根本的な構造を見ていくと「骨」「筋肉」「筋膜」が衰えることでたるみが進行し、老化印象を加速させていきます。本格的な肌のアンチエイジングに取り組むなら、骨も意識してフェイスラインのベースを整えてみてください。
最初は肌荒れから始まり、ターンオーバの遅延によって「大ジワ」「たるみ」に進行する
初期はスキンケアやサプリメント、ライフスタイルの見直しから
肌のベースである「骨」の強化がたるみ予防につながる
美しさに大きく差がついたのは毎日のスキンケアが原因かも。肌のコンディションがゆらぎがちな方へ
肌荒れ、しわ、くすみ、たるみ、毛穴、乾燥、黒ずみ…
年齢を重ねるごとに肌トラブルは複雑化し、これまでと同じスキンケアだけでは誤魔化せなくなってきます。
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肌にハリを与え、透明感(※3)のある若々しい肌を目指しませんか?
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